「判断力、直感力」が凄い人の特徴
多くの人とプロジェクトを進めていると、その中に的確で素早い判断力を持った人達がいます。
例えば、目指す姿を手に入れる為に、いま我々が知っておかなくてはならないこと、どうすれば知ることができるのか?、何をすればいいのかを整理して、素早く行動計画に落とし込める人です。
今日は、そういった優秀な人達の特徴と、そういう資質を持たない人達はどうすれば彼らと同等に仕事ができるのかについてお話しします。
1.脳科学から見た「判断力」の高い人達の特徴
判断力、直感力の高い人達が何かを判断するとき、脳の活動を測定すると、論理思考をつかさどる大脳皮質ではなく、運動をつかさどる小脳を活性化させて、アウトプットしていることが脳科学の実験で分かりました。
( 「脳には妙なクセがある」参照)
つまり判断力が高い人は、学習や体験したことを、アスリートのように身体の反応レベルに落とし込んで小脳に記憶させ、素早い判断力や直感でアウトプットしていることになります。
今、話題の将棋の藤井聡太 棋聖は、ときどき長考することがありますが、実は次の打ち手はすでに決まっているそうです。
では、なぜ長考するのか?。
彼の頭の中には、盤面があってそれを眺めて楽しんでいるそうです。
サッカーの中村俊輔選手も、ピッチで走り回っていても頭の中では、ピッチの上から選手の動きを鳥瞰していたそうです。
さらに藤井さんの師匠である杉本昌隆八段は、こんなことをおっしゃっていました。
しかし、私たちはビジネスマンは彼らのように、学習や経験値を小脳レベルに落とし込めるようになるまで待つわけにはいきません。
次項は、どうすれば小脳を使わず的確な判断を素早くだせるかについてお話しを進めます。
2.論理的な「判断力」で素早く意思決定する方法
小脳レベルの判断力が育つまでにやるべきことは、論理思考と水平思考を駆使して正しい意思決定をすることが最も効果的です。
それについて、『ゼロ秒思考』赤羽裕二著で参考になる考え方がありました。
さらに同書では、情報を集めるためには以下の2つのセンスが必要だと述べています。
しかし、以上の7つの行動と、2つのセンスを意識して仕事をすることは、正直かなりストレスフルです。
そこで、これらを意識せずに自然にできる方法をお話しします。
3.正しい意思決定には、体系化された情報があればできること。
最も重要なことは、メンバーからあがる報告書、メール、SNSの情報を以下のようにWhat、Why、Howを時系列に記録し、メンバーと共有することです。
一例ですが、以下のようなフォーマットで情報をマネジメントしていくと、時系列に情報が体系化されて、正しい意思決定ができるようになります。
ご興味ありましたら、是非 試してみて下さい。
必ず成果があがります。
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