残業が多い人、早く帰らない人の特徴
コロナ禍以前は、企業は残業をせず早く帰宅するように指導していました。
コロナが明けて、リモートワークからこれまで通りオフィス勤務するようになると、再び残業する人達が増えていると聞きます。
もちろん、上司から過大な仕事を振られて残業せざるを得ない人達もいると思いますが、現場に出向くと意外にそうでもない人達が目立ちます。
本人は、仕事に追われて一生懸命仕事をしていると思われているようですが、よく話を聞いてみると今やる必要のない仕事に手を出して遅くまで残っている人がいます。
そういった人達は、無意識のうちに残業がクセになっています。
今日は、ムダな残業する人達の特徴と、そこから脱却する方法についてお話ししたいと思います。
1.残業がクセになっている人達は、こんな人
残業がクセになっている人の前に、残業せずして成果を上げている人達についてお話しします。
それはずばり、目指す姿と目的目標を明確に持ち、今やるべき仕事を選択ができる人達です。
例えば、どんなに努力して目標を達成できないと判断したら、もっといい方法はないかを考える人です。
もちろん、上司への注進や進言できる勇気も持ち合わせている人です。
これに対して、残業がクセになっている人達は盲目的に努力できる人達です。例えばこんな人です。
この両者、一見すると後者の方が努力家として認知され、「あの人はいつも一生懸命で遅くまで仕事している」と言われるのですが、実は成果はあがっていない場合が多い。
なぜなら、彼らは仕事から逃げていないが、選択することから逃げています。こういう人達は、無意識のうちに他人にやるべきことを選択してもらった方が楽と考えています。
これは、非常に悩ましいですよね。。
2.今日仕事が終わったのに、明日の仕事に手を付けて残業する人
社会人になったとき、上司や先輩からよく言われたことは、
「先を読んで仕事をしろ」
「準備を怠るな」
「やれることは全てやっておけ」
と叩き込まれました。
このアドバイスは正しいのですが、これがムダな残業を生み出す根源になっていることに多くの人は気づいていません。
本来、「今日の仕事は全部終わった!早く帰って家族と過ごそう!」と考えてさっさと帰宅すべきなのですが、残業がクセになっている人はこう考えます。
「今日の仕事は全部終わった!さて明日予定していた仕事の下準備をしておこう!」っと考えてしまいます。
しかし、明日になって状況が変わり、明日の仕事がいらなくなったら全く無意味な時間を費やしてしまったことになります。
私が現役時代に、自分の仕事で実際にデータをとったのですが、明日の仕事に今日手を付けて、効率を上げたことは5~10%程度しかありませんでした。
つまり、明日のことはどうなるかわからないのですから、せいぜい明日の予定を立てるまでが最善のマネジメントということになります。
3.成果をあげる仕事の仕方についてのお話し。
私たちは、社会人になってからずっと「もっと、もっと努力しなさい」とずっと言われてきました。
しかし、昨今は努力した分だけ報われる時代は終わりました。
目指す姿、目的、目標を見据えて、何にどれだけ努力し、どのように成果を測定するかを、他人に任せることなく自分で判断する時代になりました。
品質管理の父と呼ばれるジョセフ氏のパレートの法則では、「成果の80%は20%の努力に起因する」と言っています。
大富豪で有名なウェーレンバフェットの資産の9割は、10種類の投資によるものだそうです。
彼らは、努力すべきことを選択し実践すれば、成果を手に入れることができると説いています。
(以下参照)
さぁ、みなさん!
今やっている仕事は、目指す姿、目的、目標に合致しているか?
今やっている仕事は、明日予定している仕事ではないのか?
これをじっくり考えて、「否!」と思ったら、勇気を出してとっとと帰りましょう!
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