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[OneOdio] Pro-c (StudioWirelessY80B)
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香港(中華)メーカーである、OneOdioより展開されている密閉型ヘッドフォン。
Bluetoothと有線(3.5mmミニジャック)による入力に対応。
DJ用モニターヘッドフォンとして開発されたPro10に、BlueTooth機能を付与した製品となっいている。
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■仕様
通信方式:Bluetooth 5.2(HFP/HSP/A2DP/AVRCP)
再生時間:最大約110時間(80時間)
マルチポイント対応
対応コーデック :SBC/AAC
接続方式:有線&ワイヤレス
ヘッドホン自体の重さ:約260g
再生周波数帯域:20Hz〜20KHz
内部インピーダンス:32Ω
USB Type:マイクロUSB(Micro B)
外観はプラスチックの質感が感じられ、全体的に軽い造りとなっている。
締め付けは結構キツめで、イヤーパッドの外形は大きく見えるが内径が小さく真円である為、頭や耳が大きい人には窮屈な創りとなっている。
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DJ用として、左右の各ユニットで180°の回転、90°の反転が可能なスイーベル機構となっており、折りたたみや外あてが可能となっている。
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内部ドライバー(内部スピーカー)のサイズは50mm。価格的に考えても解像度が特別高いわけではない基本的にはフラットな音質だが、重低音が大きめに味付けされている。これは、他のDJモニター用のシリーズとドライバーを共有している為であろうか。DJモニター用とするなら正しい味付けなのではないだろうか。
音場の広がりは感じられない(チューニングしていない≒頭の真ん中に定位がある普通の密閉型ヘッドフォン)が、ドライバーの大きさの効果か、全域にわたり結構しっかりと鳴らしてくれていると感じる。各音域のキレはシッカリしており、重点音の強さ以外では固有の味付けはしていない印象である。
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Bluetoothの対応コーデックはSBC/AACとなるので、遅延的に優れている製品とは言えない。オーディオとして拘るのなら、aptX/LDACに対応している製品を検討するのが望ましいのではないだろうか。
Bluetooth接続時の無音時にホワイトノイズが少し入るが、注意した時に感じる程度なので、再生時に気になるレベルではないのではないだろうか。
各ボタンは、右ユニット後部に配置されており電源・VOL・曲選択・通話切替に対応している。エルゴノミクスを謳っているが、実際に個人的に操作した感想では、使いにくい(認識しづらい・押しにくい)と感じる。
内蔵マイク(開口部)は右ユニット下部に設置されており、普段の使用に関しては、感度に不足を感じることは少ないであろう。
遅延を気にするゲームなどには向かないが、テレワークやDiscoedなどの通話では、不満なく利用できる。
Bluetooth接続できるのでPCやデバイスを選ばず利用でき、貸出PCや機器を跨いで使用する場合などは便利である。
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有線接続に対応しているが、有線時はBluetoothが切断されるのでボタンコントロールは不可となる。(※ 有線にマイクはついている)
高級感や重量感はないが、軽いことにより長時間使用しても負担が少ないようになっている。それより問題となるのが、イヤーパッドの内径や、バンドの幅の小ささが問題になるのではないだろうか。個人的には問題なかったが、人によっては窮屈に感じることになるだろう。尤も、ヘッドフォン全般の問題となるのだか。
高級ヘッドフォンのようなオーディオとしての特徴はないが、重低音の影響が少ない環境やPCで普段使う(≒映像ストリーミングなど)などの用途では、逆にクセが少ない音質と密閉型とドライバーによる音量で、聞き疲れが少なく長時間でも不快感がなく使用できるのと感じている。
モニター用としての解像度(再現性)や音場が作りこまれているわけではないので、観賞用としては向いてないが、吊しで環境を選ばす(考えず)に用いるのには向いている。
アマゾンなどのネット販売で手軽な価格であるこの商品は、実際にみると創りは結構チャチっぽい。しかし、BlueTooth機能も踏まえて観た場合は、価格相応の性能である。
音楽などのリスニングやオーディオを楽しむことに向いているとは言えないが、テレワークなどのボイスチャットや、PCで気軽に用いる際のデバイスとしては、コストパフォーマンスが高い製品であると感じている。
当製品に限らず、中華系は初期不良に関しての問題はあるが、価格から考えると不良時の対応を踏まえた評価が望ましい。その点ではこのメーカーの評価はそんなに悪くないように感じることが出来る。
価格から考えると、それなりに悪くはない製品だと感じます。
観ていただけているだけでも大変嬉しいです。 もし、いただけたら恐縮しながらもとっても感動します。 今後とも覗いていただけましたら有難いです。