季節を感じなくなった身体
寒いやら、乾燥しているやらの、電波を行き交う記号を積極的に受信している僕。
「今日の午後から雨が降ります」そんな通知が入り込む生活。
ふとバスから眺めた景色が冬だった。
色褪せて乾いた草木に、空気中のさまざまな物質を蓄積したおかげで、やっと見ることができるような空の色。
僕は疲れていた。
四季さえも気づかないように、均一化された生活をただただ車輪を回すように
消費。労働。消費。労働。
そうこれこれ、半分死んだ暮らし。
丁寧に死んだ暮らし。
はっぴー。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?