その日突然、恋人は僕を冷たくあしらった。
何が良くなかったのか、僕が何かしたのか。
そういった疑問を抱きながら僕は了解した。
ただ一つ、後悔はしないのかと聞いた。
後悔はしないと言った。
ただ一つ、だからもう何も聞かないでと彼女が泣いた。
そしで2度目のただ一つ、何故泣くの?と聞いた。
彼女は、やめて。と更に泣いた。
きっと何かあるんだろう。
そう思えば思う程力になりたかった。
単純に力になりたかった。
しかし、僕が問題で泣いているのなら黙って頷くことが彼女を思えばこそだとも考えた。
そうして僕はやはり了解し