二分の一号

苦手です。ごめんなさい。

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何見てんねん

あらすじ 中学2年生になったタロウ いつもひとりぼっちだった少年に運命的な出会いが訪れた。 喋る兎(関西弁)である。 本能をくすぐる小動物ムーブと関西のおじさん臭さのハーモニー 面倒見の良い兎と少年タロウの 非日常な日常会話劇 第1話 何見てんねん 確かに兎はそう言った。 なるほど疲れているのだと思いつつ、怪訝な顔で兎をもう一度見た。 兎「だから何見てんねん」 やはり確かに兎はそう言った。 兎「自分、今暇?」 僕「えっ、」 兎「いや君や」 僕「あっ僕ですよね」 兎

    • その日突然、恋人は僕を冷たくあしらった。

      何が良くなかったのか、僕が何かしたのか。 そういった疑問を抱きながら僕は了解した。 ただ一つ、後悔はしないのかと聞いた。 後悔はしないと言った。 ただ一つ、だからもう何も聞かないでと彼女が泣いた。 そしで2度目のただ一つ、何故泣くの?と聞いた。 彼女は、やめて。と更に泣いた。 きっと何かあるんだろう。 そう思えば思う程力になりたかった。 単純に力になりたかった。 しかし、僕が問題で泣いているのなら黙って頷くことが彼女を思えばこそだとも考えた。 そうして僕はやはり了解し

    何見てんねん