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還願 Devotionを見たらしんどすぎた

映画ではなく、ゲーム

どんなゲームかはゲームメーカーのサイトから引用

『還願』はストーリー形式の心霊ホラーゲームです。舞台設定は1980年代の台湾。信仰と生活が密接に結びついたこの地の古いマンションに、かつて存在したごく普通の3人家族の日常風景と、消し去れない記憶。

メーカーサイト

ただのホラゲーだと思ってプレイ動画を見ていたら、ホラーというよりか、とんでもない鬱ゲーであった。

ホラゲーではなく鬱ゲー

私は鬱ゲーが好きで、ドラッグオンドラグーンとか何度もプレイしている。マルチエンディングなのにパッピーエンドがないというなかなかの鬱ゲーだと思っていたが、今回の「還願 Devotion」はレベルが違った。

脚本家の父、元女優の母、娘の3人家族の物語。もちろん要所要所に脅かすホラー要素はあるものの、ただ脅かすだけの薄っぺらいホラー作品ではなく緻密に練り上げたストーリー、表現など芸術性の高い作品。

主人公である父親が1980年、1985年、1986年という3つの時間軸を移動しながら家族の思い出の断片を集めていく。
タイムパラドックスかと思ったけど、時の流れを変えたりはしていないので違うか。

少しずつ明かされていく閉ざしていた記憶

幸せな一家だと思っていたけど、記憶の断片を集めていくと除々に家族の闇が見えてくる。

そしてラストは救いようの無い世界が展開される。

一回目見た時は救いようがない超絶鬱展開に心がついていかず、鑑賞後しばらく放心状態だったけれど、一回では理解できないシーンが多々あり、気になって見返してしまう。

3回観てようやく理解

何回か見ていくうちにストーリーや家族のディテールが見えてきて、3回目見た後、いろいろ理解した結果、エンディングで泣いた。

こんなにも感情を揺さぶられたのは久しぶり。家族構成が似ているから刺さりすぎた。娘ネタに弱いんだよ。。。

ホラゲープレイ動画みて最後泣いたのは初めてだし、何回も見直したのも初めて。

一人称視点で進行するのでどっぷりとこの世界に浸かってしまい、心がしんどかった。鑑賞後、日常の世界に戻ってきて思ったのは、なんでもない日常が幸せなんだという。

いつもの家の中が眩しく見え、思わず娘を強く抱きしめてしまったのであった。

リンクまとめ

プレイ動画


映画のように鑑賞するならこちら


ホラーが苦手な方向けはもこう氏のプレイ動画

ホラー実況に定評のある独特の怖がり方とトークで怖さが緩和されている。
前編

後編

映像は怖くて無理、、という場合は、考察サイトがおすすめ

エンディング曲「【還願】插曲 碼頭姑娘合唱版」(鞏俐芳&杜美心)

作中のトーンから一転する。ただ悲しい現実はなにも変わらなかった。ここからは涙なくして見れない(T_T)

エンドロール曲「港のお嬢さん」
娘が作中で歌っていた曲。涙がとまらん・・・

そしてエンディング後の最後のシーン・・・・・・・

すべての伏線を回収


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