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#16 日本人は外国人と比べて、「あいづち」が多かった

こんにちは。ばっつもさっちもです。
今回も張り切ってやっていきます。

Today's English

back channeling  「相槌(あいづち)」



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日本語話者の相槌は、他言語話者に比べて多いと先行研究で言われています。要するに、日本語のコミュニケーションでは、あいづち(相槌)スキルが必須なのです。

具体的にどのくらい日本語話者が相槌をするかというと、英語圏の2倍ほどの使用頻度です。「うん」とか「へー」、「あーね」、「ふん」とか、誰かとコミュニケーションを取るときは、無意識のうちに言っていると思います。

反対に、そしてイギリスで育った人は、英語圏のなかでもあまり相槌を打たないことで知られています。つまり、聞き手は沈黙です。

話し手の発言権が終了するまで、まさに"紳士の如く"静かに待ってくれるので、日本人からしたら「本当に聞いているの?」と思うかもしれませんが、恐れずお話ししましょう。沈黙はちゃんと訊いてくれている合図です。

対して、英会話をするときは、相槌をしすぎると目障りに思われてしまうことがあるため、気をつけましょう。

英語の相槌例を挙げておきます。特に最近は、学生たちは英検取得を目指す風潮があるので、英語面接にも使えます。

"uh-huh"「ふうん」
"yeah"「たしかに」
"That's true" 「 たしかに」
"Exactly"「たしかに」
"right"「その通り」
"I see"「確かに」
"I think so too" 「うん」

などなど。

相槌の性差


ちなみに大学院の時、社会言語学に関する科目で、「日本語話者における相槌の性差」について論文を書いたことがあります。方はご一報ください。

データだけ添付しておきます。笑


何となく予想できると思いますが、女性は男性の二倍の数、相槌を行っています。女性間では、相槌が円滑なコミュニケーションの要素になっている……ということですね。友人の会話を録音しただけなので、あくまで憶測ですが……。

社会言語学の研究は、データ収集が難しいところがあります。会話を録音するにしても、友人間の会話なのか、職場での会話なのか、家族との会話なのか、それぞれで結果が変わってくると思いますし、「会話を録音される」という状況下では、意識してしまい正確なデータが取れないかもしれません。まあでも、そこを何とかするのが研究者ですね!


See you!


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