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「ベイトマンニュース」スコットランド生活⑧神様がいる所

私たちが暮らすことになったスコットランドのファイフ地方には、247の山と丘があるそうです。大きな空、山と丘、海、川、湖、大地。ここには確かに壮大な自然が目の前にあります。
自然は壮大で美しいけれど、時に厳しい。(*さーて、今からおかしなことを真面目に書くけれど、)そんな厳しくて壮大な自然には、神様がいると私は信じています。私は宗教家ではないけれど、世界には人間の叡智を超えた存在があると思っていて、美しい自然の中にそれを感じて、思わず手を合わせたくなることがあります。

昨年、モーリシャスで山の中にニョキっと生えたかのような火山の岩を見たときも、ノルウェーで空から降ってくるようなオーロラを見たときも、あぁ、ここには神様がいるな、と感動しましたね。
人のできることには限りがあって、コントロールできないこともたくさんあって、それでも地球は回っているし、時間も季節も過ぎていきます。
人智を超えた自然の中に、私は神様を感じ、感動し、畏怖するわけです。

忙しい日本、イギリスでの暮らしを経験した上で、年齢を重ねた私たちは、自然に囲まれたスコットランドのファイフ地方に移住するという機会を与えられました。これからは、ここで、自然に沿った生活を送ることが定めなのではないかな。
こういう大自然の中で暮らしている人々は、人間が一番だと勘違いすることがきっと少なくて、私もその一部になって、自然の流れに沿って生きていけたらいいなぁ、と大真面目に思っているわけです。

世界中がコロナに振り回され、近所の国で戦争が起こり、大地震も起きています。
そんな自分ではどうすることもできない世の中で、私はこれからも神様に手を合わせながら、自然に沿って暮らしていきたい、と思っています。

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