「ベイトマンニュース」スコットランド生活㊱ようやく完成！シャワールーム
今週、ようやく待ちに待ったシャワールームの改装工事が始まりました。
寝室の隣にあるシャワールームに水漏れがあることがわかり、使えなくなっておよそ半年です。
このシャワールームの水漏れはほんまにひどかったんですよ。床、壁、柱に至るまでのダメージは、きっと前のオーナーさんから長い間ずっと続いていたんやと思います。残念なことに前のオーナーさんはそれを修復するのではなく、隠ぺいして家自体を売ってしまおう、と考えた。
だから私たちが越してきたときは、表面だけはきれいにしていたので気づかなかったけれど、暮らし始めてすぐにその問題の大きさに直面し、愕然としましたね。
この改装工事が始まるまでには半年という時間がかかりました。というのも、このシャワールームを完全に修復するには、全て（壁も床も天井も、ほんまに部屋ごと全体。）を入れ替えなければならず、それには当然めっちゃお金がかかるわけです。
ありがたいことに私たちは住宅保険をかけていて、水漏れでのダメージは保険で賄えるってことで、保険での修理を申請しました。
困った時のために私たちは普段から保険をかけているんやけど、当然のごとく保険会社の査定は厳しく、やりとりにめっちゃ時間がかかり、お金を出してもらうまでには途方もない時間と労力とストレスがかかりました。
最終的には水漏れダメージ修復の全額を保険で賄えることになったので結果オーライやけど、かかった時間は半年、ストレスで夫の毛が薄く（いや、これはただの老化現象かも。笑。）なりました。
工事を待っている間に、シャワールームとは別のメインバスルームと一階のトイレにも水漏れが発覚（こっちの方は被害がそれほど大きくなかった。）し、それらを修復（こっちは自腹なのでスピーディーに修復作業完了。）しながら、そしてキッチンの入れ替え工事をしながら、落ち着かない半年を過ごしてきました。ほんま、不便なのは当然やけど、気持ちが落ち着きませんでしたね。
でもそれも今週で終了予定です。やったー！
せっかく全てを取り外してしまうので、この機会に念願のウォシュレットを取り付けることにしました。
実はイギリスのシャワールームやバスルームには電源を設置してはいけない決まりになっているんです。日本とは違ってイギリスは浴室と洗面所が分かれていません。いわばユニットバスという感じかな。バスタブもシャワーも洗面台もトイレも、すべて一室にあるわけです。
加えてイギリスの電源は240Vですから、水分で漏電や感電が起これば、命にかかわってしまいます。なのでイギリスではシャワーやバスタブから2.5メートル以上離れた場所でないと、（特別仕様の物でない限りは）コンセントを設置してはいけない、と法律で決められているんですね。
洗面台のところにコンセントがないのはかなり不便ですよ。シェーバー用のコンセントはあるけど、ドライヤーが使えない。いちいち寝室で髪の毛を乾かすことになります。
今回我が家はウォシュレット用のコンセントを洗面台の棚の内側に設置してもらうことになりました（水がかからないようカバーがしてあったり、棚の内側なら設置可。）。
日本を離れて26年。念願のウォシュレットです。笑。これだけでも半年工事を待った甲斐があるってもんだ。
ウォシュレットを配達してくれたドライバーさんは、「高性能トイレ」って箱に書いてあるけど、どんなトイレなの？と興味津々。あぁ、これは用を足した後にお尻を洗ってくれるトイレなのよ。と答えると、のけぞってびっくりしていましたね。笑。「これ、めっちゃいいんだよ～。試してみる？」というと、「No.No.No..No….No thank you～～」と、大急ぎで逃げ帰っていきました。笑。
この改装工事では、この家が建てられた当時の床下の工事の欠陥も判明しました。シャワーのパイプを通すために、家を支えている梁の一部が切断されていたんです。今ここで見つかったからよかったようなものの、もし水漏れが気づかないまま進行していたら、床ごと抜けていたかもしれません。
いやぁ、買ったばかりの家に水漏れが見つかったのは残念なことやったけど、結果としてもっと大きな惨事が未然に防げて、この時点で安全な家へと修復できたのは、ほんまにラッキーなことやと思いますね。
このシャワー室の大きな工事で、我が家のすべての水回り（バスルーム、シャワールーム、一階のトイレそしてキッチン）が新しく生まれ変わることになります。水回りは暮らしの中で一番よく使う場所なので、引っ越してきたばかりの今、こうして自分たちが使いやすいように手を入れることができて、ほんまによかったなぁ、と思います。
出来上がり写真がこちら。
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