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「ベイトマンニュース」アラン島への旅⑤

アラン島で私たちが宿泊するのは、2ベッドルームのコテージです。古い建物だけど中はモダンで使いやすく、居心地も良さそう。

ここが私たちが宿泊するコテージ。広くて清潔。

しばらく休憩した後、今夜は遅くなりそうなので、島に1つだけあるスーパーで夕飯の買い物をし、その足でまたもやシスキンゴルフコースへ向かいます。(懲りないですね〜。笑。)

今日は本当にいい天気。スコットランドには珍しいほどに風もなく、気持ちのいい夏の日です。
午後6時半。太陽が低くなり、人出も少なくなったゴルフコースに再び出ていきます。
1度目に比べて2度目のティーショットは気持ちも落ち着いていて、断然良かったですね。真っ直ぐ、長く飛んでいきました。
いや、1番ホールのティーショットだけでなく、2度目のラウンドは気持ちが落ち着いていて、心からこのコースでのゴルフを楽しめましたね。もちろん「初めて」の驚きやワクワクは減るんですが、「わかっている」面白さがある。経験、というのはほんまに大きなことやと改めて思います。

二度目と言えど、やはり崖の上にあるグリーンは大興奮したし、チャレンジやったし、景色も最高でした。太陽が低く、影が長く、ゴルフコース全体がなんともいえない色になり、そこで私たちは家族3人で大笑いしながらゴルフをしています。もう、めっちゃ幸せでしたね。時間が止まっているみたいに感じました。

これで夜8時半ごろ。

コテージに帰ったのはもう夜9時前でした。先ほどスーパーで買った、簡単な夕飯をオーブンで温めて、ワインで乾杯です。
いやぁ、ほんまに長い一日でした。さすがに疲れました。でも楽しかった。ほんまにこういう、昔からそこに暮らしている人と共に「あった」ゴルフコースに身を置くと心が躍ります。
私はどんな高級な有名ゴルフコースよりも、こういう毎日の暮らしの中にあるゴルフコースがやっぱり好きです。それはきっと、私のゴルフが暮らしの中にあるものやから、やと思うんですね。私にとってゴルフはエンタメではなく、暮らしの一部です。どれだけ高級な、特別なゴルフコースに行くよりも、やはり私は自分の暮らしの中にあるゴルフコースで毎日のようにゴルフをしていたい。いやぁ、ほんまに素敵な一日でした。今夜はさすがに爆睡です。

翌日の午前中はコテージでゆっくり過ごし、お昼前にようやく出かけることにします。
行き先は私が行きたかった巨石。だけど道に迷ってグルグルの運転で見事に車酔いして、結局断念。
なんとか次の目的地であるウイスキー製造所まで移動し、そこでしばらく休んでようやく回復してきました。
ふぅ〜っと息を吐きながらウイスキー製造所の売店を歩いていると、ん?なんだか聞いたことがある音楽が流れています。あれれ?これは、これは、日本語やん。え?と息子の方を見ると、J Pop好きの息子が目をまん丸にしながら、「えーっ!なんで?なんでここで米津玄師がかかってるん?」と大興奮で小躍りしています。そう、まさかのまさか。スコットランドのアラン島のウイスキー屋さんで、米津玄師のLemonが流れておりました。
もうあまりの興奮で車酔いもすっかり吹っ飛び、思わず爆買いまでしてしまいました。笑。

ここがアランウイスキーを製造している工場。

続く

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