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「ベイトマンニュース」スコットランドの食べ物②ショートブレッド

やはりスコットランドといえばショートブレッドでしょうね。あのバターたっぷりの、分厚いビスケットです。
見た目はまさしくカロリーメイト。歴史としては絶対ショートブレッドの方が古いやろから、カロリーメイトが真似っこしたに違いない。それでもあの角形の、穴がツラツラ〜とあいたシンプルな形は、めっちゃ好きです。
バターが効いた素朴な味と、ほろっとする歯応えも、ポクポクと口の中の水分を全部持っていかれる、あの感じも、ほんまに好きですね。

ビスケットやのに、なぜショートブレッドというか、といえば、「ショート」はあのサクサク、ほろほろする食感を意味するのやそうです。「ブレッド」は、昔パンを焼いた残りに甘味を加えて二度焼きして作ったブレッドビスケットなんやそう。面白いですね。
イギリスのパイ生地も2種類あって、日本で知られる、何層にも重なったサクサクパイ生地をパフペイストリーと呼び、もう一つサクサク、ほろほろの生地をショートクラストペーストリーと呼ぶんです。
ショートブレッドのショートも、まさしくサクサクほろほろショートですね。

形もいろいろあって、王道は分厚い長方形に穴があいた
「フィンガーズ」、それから丸い生地をピザみたいに三角に切った「ペチコート」それから丸くて平たい「ラウンド」があります。

最近では生地にチョコチップやドライフルーツを混ぜたものもあるけど、私は個人的に、シンプルな普通のフィンガーズのショートブレッドが一番好きですね。

コーヒーにも紅茶にも、日本茶にも合うショートブレッドは、ここでの私の定番のおやつになりそうです。



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