2022年(令和4年)度東京大学合格者発表【平均点・合格最低点】文系編

受験シーズンも大詰め!本日、東京大学前期日程の合格発表が有りました。
合格をつかんだ皆さん、本当におめでとうございます!!

公表されている得点情報を元に記事を書きます。今回は文系編。理系編はこちら。
https://note.com/batakeys/n/n8333328ea3be


東京大学発表の資料はこちらになります。

http://cdn.pr.u-tokyo.ac.jp/content/400183311.pdf


合格最低点は以下の通りです。( )内が昨年。
共通テスト 110点換算+個別試験 440点満点=550点満点

文科一類 302.5889点(334.7778点)
文科二類 306.1444点(337.9222点)
文科三類 305.4111点(336.6222点)

理系同様に下がっています。全科類で30点以上のダウン。共通テストの難易度アップも影響していますが、個別試験でも20点以上は下がっていると見て良さそうです。
文二>文三>文一の順は昨年同様です。以前は文一がもっとも最低点が高かったのですが、文一=法学部志願者は他の大学に流れるので、ここ数年は志願者数・最低点が下がり気味です。

得点率はこちら。
文科一類 55.02%(60.86%)
文科二類 55.66%(61.44%)
文科三類 55.53%(61.20%)

5%以上、下がっています。

今年は英語の難易度が上がったことに加えて、数学でも「解きやすい問題」があまりなかったことが、平均点を下げたと分析しています。文系とはいえ、平均点に与える影響は数学が大きいですね。
合格のためには「大失敗科目を作らない」ことが重要ですが、今年は、よりそれが大事になったように思います。
また、大学入学共通テストで稼げなかった分、例年以上の「二次勝負」だったことは間違いありません。

平均点は以下のようになります。

平均点
文科一類 331.5381点(360.818点)
文科二類 329.5061点(362.072点)
文科三類 327.6554点(356.8357点)

平均点は文科一類が最も高くなっています。昨年は文二でしたね。やはり文科一類はボーダーあたりで抜けている受験生が一定数いるのだと推測されます。文科二類が33点ダウンで最も下がりました。

今年の文系最高点は文一受験生の416.2556点でした。文二からトップ奪還。誰も注目してないと思いますが(笑)。

最後のコメントは、理系と同じことを書いておきます。
来年は反動で平均点が上がる可能性もありますが、平均点は数学次第、という部分が大きいですし、大学入学共通テストは今年の水準で難易度が高い状態が続くと思うので、次の受験生の皆さんは、油断せずに対策していってほしいと思います。

大学入学共通テストの難易度も上がり、タフな受験が今後も続くことが予想されます。「諦めたら、そこで試合終了ですよ」の精神でがんばってください!

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