2022年(令和4年)東京大学前期日程合格発表!【平均点・合格最低点】理系編

受験シーズンも大詰め!本日、東京大学前期日程の合格発表が有りました。
合格をつかんだ皆さん、本当におめでとうございます!!

東京大学から平均点・合格最低点などの資料が公表されています。

http://cdn.pr.u-tokyo.ac.jp/content/400183311.pdf

発表された数字を元に、今年の東大入試の難易度を見ていきたいと思います。まずは理系編!

文系編も書きました。こちら。

合格最低点は以下の通りです。( )内が昨年。
共通テスト 110点換算+個別試験 440点満点=550点満点

理科一類 303.2333点(333.2667点)
理科二類 287.3778点(314.2333点)
理科三類 347.5111点(375.7111点)

27〜30点ぐらい下がっています。長年、東大受験指導に関わっていますが、理二の287点は、見たことのないレベルで低いですね。
得点率は
理科一類 55.13%(60.59%)
理科二類 52.25%(57.13%)
理科三類 63.18%(68.31%)

となっていて、5%程度下がっています。

今年は共通テストの平均点が約60点下がっていました。これは110点満点にすると約7.2点となるので、個別試験でも20点程度下がっていたということになりますね。

数学が難しくなったことで注目を集めた共通テストに続き、個別試験でも英語・数学を中心に難易度が上がっていたため、全体的にタフな試験になったと言えそうです。タカバタケの担当教科の国語も、古文が難しめだったので、理系の受験生はたいへんだったかな。
最後まで集中を切らさず、取るべき問題で点数を積み重ねた受験生が報われたと言えそうです。
また、共通テストで800点を超える高得点者が減っていたことに加えて、個別試験の得点も下がっていたので、例年以上に逆転が起こりやすかった入試と言えそうです。

平均点は以下のようになります。受験生はこの得点を目標に、自分の各教科の目標設定をしていきますが、今年はこのラインも下がっています。

平均点
理科一類 334.3703点(360.741点)
理科二類 312.9709点(338.5774点)
理科三類 377.1345点(405.5365点)

なお、理科三類も同じように下がっていることにも注目です。今年は最上位層にも厳しかったようですね。とはいえ、それでも平均点が377点=68.5%というのは流石ですが。

なお、今年の最高点は理三の448.1111点でした。毎年ながら、すごいっす。

来年は反動で平均点が上がる可能性もありますが、平均点は数学次第、という部分が大きいですし、大学入学共通テストは今年の水準で難易度が高い状態が続くと思うので、次の受験生の皆さんは、油断せずに対策していってほしいと思います。


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