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ウェディングプランナーが思う良い結婚式とは。

2022年10月1日4年ぶりに友人の結婚式(1.5次会)に参加した。

控えめに言って、最高で。集まってワイワイするのって、こんなに楽しくて幸せなんだ!とコロナ期間大人しくしていた私は衝撃を受けた。

40名ほどでちょうどいい会場に、それぞれの友人だけで行われたその会は、入場して乾杯して、ケーキ入刀して、お色直しをして、余興があって、サプライズがあって。

2人を祝福する空気が会場全体に広がっていて、
新郎側、新婦側、それぞれの場所から今日ここに集っているはずが、
なんだろうこの温かい一体感は。と感じるほど心地のいい雰囲気だった。

私はウェディングプランナーという仕事をしている。
この仕事をしていて思うのは、私(プランナー)という立場は、新郎新婦の満足のいく結婚式を組み立てる人であり、あくまで新郎新婦と会の枠組みを決めるのが仕事だ。
一つ一つ新郎新婦がどれだけ納得感を持てる決断ができるかどうか、それを一緒に見つける人である。

だから、出来ることはあくまで枠組みだと感じている。
そして、当日はプランナーだけでなく、司会者、音響照明、カメラマン、ヘアメイクと会を作り上げる各プロがそれぞれの立場でベストを尽くす。
それも枠組みを作る人なのである。


じゃあ、誰が作っているのか?


ゲスト全員と新郎新婦だ。


良い会になるかどうか、
それはどれだけ会場にいる全員が2人へのお祝いの気持ちを表現し、新郎新婦も気持ちを伝えるかだと私は思う。

極論、進行内容はなんでもいい。
気持ちを伝えやすくするための仕組みだと思っている。
お母様からのベールダウンの演出の際は、リハーサルでこの儀式の意味をお伝えして、昔を振り返ってもらう。新婦さんには内緒で本番は一言かけてあげてくださいね。とこっそり伝えておく。

こういった気持ちを伝えやすくするお手伝いが私の当日の仕事だ。


当日一人一人の気持ちが言葉になって伝わること。
新郎新婦本当におめでとう!
その気持ちで会場の空気に一体感が生まれること。


最高の一体感に出会う時、私は無力感さえ感じる。



今日はゲストとして、一体感の一員になれた。
相性のいい2人の周りにいる友人たちだから、その日初めましてでも本当に楽しいものだ。男性側からの温かくて面白いヤジと、女性陣のおめでとうの言葉と笑顔。最高である。

この余韻で1ヶ月は楽しめる。

それくらい今日は素敵な1日だった。








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