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子どもと寄り添う教育を~学校再開後の心のケア

こんにちは。小学校の先生をしている ばずまん と申します。

私の勤務している小学校は今日から学校が再開され、児童が登校してきました。「再開」といっても全員が登校するわけではなく、2学年のみの分散登校でした。

緊急事態宣言解除が発表されたとはいえ、まだまだ予断は許さない状況。再開は慎重すぎる方がいいと個人的には思っています。

朝の子どもたちの様子を見ていると笑顔が少なく、みんな緊張と不安の表情で登校していました。しかし久しぶりに先生や友達と会って話したり、遊んだりして、帰る際は明るい笑顔で下校することができました。子どもたちの表情を見てほっとしたというのが本日の感想です。


前日の記事で、「学校再開後の子どもたちの心のケア」という話題を取り上げました。

本日はその記事の続きを投稿していきたいと思います。
教師が子どもとどのように関わっていくべきかという内容です。


○学校再開後の集団への対応とスタンス

・子どもたちの力は2か月半の休業で低下している
→休業前の子どもたちではなく、緩んでいる子どもたちと出会うことを意識する必要がある。

・遅れを取り戻さなければ!と頑張りすぎないこと
→力が低下している子どもたちに対して先生たちの思いが強すぎると子どもが辛くなる。結果、不登校や精神の荒廃につながる。同時に、教師の方も「頑張らせたい」「遅れを取り戻さなければ」という思いが強すぎると、同じ思いでついてこれない子どもへの「いら立ち」や「焦り」を感じてストレスを抱えてしまう。


子どもも教師もいい意味で力を抜き、生活を継続させることでメリハリをつけることを学ぶ必要がある。

・マスクを常につけている状況なのでお互いの表情が見えない
→感情や意志が伝わりにくい場面が増えるので、表情以外の意思疎通手段を用いるなど工夫が必要になる。

・「コロナごっこ」など不適切な言動を見逃さず適切に指導する必要が生まれる。
→特定の誰かに標的が決まっているときはいじめへと発展する可能性が高いので適切に介入する。


今回の状況は誰にとっても初めての経験であり、100%正しいという答えは存在しません。

試行錯誤しながら子どもたちの成長の助けになることを考え取り組んでいきたいですね。

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