緊急事態宣言解除→学校再開~自分の立ち回りを考えておく
5月14日に39県の緊急事態宣言解除が行われ、学校教育再開も段階的に進められる形になりました。
私の勤務する自治体でも5月23日から分散登校・短縮授業で学校が再開されます。
途中給食再開などを挟んでおそらく6月から正式に学校が再開される見込みです。
再開に向けて慌ただしい毎日が続くと思われるので、休校後の着地点を自分なりに考え整理しておこうと思います。
○休校期間を把握する
今回のコロナ騒動での休校期間は3月2日から5月22日。登校日数でカウントすると約44日。
1日平均5時間の授業が行われたとして220時間分の不足が発生しています。
夏休みを20日短縮、冬休みを5日短縮、土曜授業(月に2日×8か月分)=16日でも41日で元の時数にはギリギリ足りませんね。
○学校としての対応策を考える
個人的な意見は履修する内容の精査、行事のカットでなんとかなる範囲だと思っています。しかし感染者拡大の波が第2、第3と押し寄せた場合はこの限りではありません。
3密を避けて授業を行うこと、学力保証を考えると必然的に国語や算数に特化した時間割を組むことになるでしょう。
音楽や図工、生活科、総合、道徳などは時数カット。もしくは中止せざるを得ないでしょう。もちろん外国語もその選択肢の中に入りますね(準備してきただけに非常に悲しいですが…)
1日に2時間以上国語と算数を進めなければならないので、専科教員の時間及びエネルギーはこの二つの教科に注がれるでしょう。
○懸念材料
一番の懸念は授業時数の詰め込みすぎによる、児童と教師の疲弊です。
明日の会議で今後の詳しい打ち合わせをするのですが、おそらく欠けた授業時数をどのように補完していくかが論点になると思います。
通常の授業時数から220時間もの時間を失っているので、埋め合わせは困難を極めるでしょう。
しかし、無理は承知で実行すると思います。学力の保証や平等性が担保できないからです。
無理やり詰め込んでも保証など到底できるわけもないのですが、体裁を整えるためには授業時数を休日返上で捻出するしかなさそうですね。(もっと柔軟なやり方はいくらでもありそうですが、急に学校再開が決まってしまったので思考する時間がありません)
子どもも教師も長期休暇を1つの区切りとして毎学期を走り続けています。
その長期休暇が削られ土曜日も授業となると、子どもや学級は荒れ、たくさんの教師が倒れていくでしょう。
今年度の教育現場は世界経済と同様過酷な年になりますね
○自分の立ち回り
外国語専科として外国語の授業を行っていきたい気持ちもありますが、現在の状況では中々難しいと感じています。
1時間の授業時間が与えられなくても、ローマ字の練習やワークシートの配布等で学力を保証していければと考えています。
そして私の役割は外国語専科と併せて国語・算数も担当する可能性が高いです。
担任の先生の負担が少しでも減るようにフォローしていければと思います。
そして一番大切なことは自分の健康管理をしっかりと行うこと
コロナ感染対策はもちろんのこと、この1年を走りきるためには徹底した体調管理が求められます。
自分の心と体の状態を常に意識しながら上手に立ち回っていきたいと思います。
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