Netflix『ドラフトキング』全10話を観了
漫画『ドラフトキング』が原作のWOWOW制作のスポーツドラマで、プロ野球の球団スカウトが主役の作品。ムロツヨシ演じる郷原眼力は横浜ベイゴールズのスカウトだ。その郷原に「プロに来るな」と言われたが横浜ベイゴールズに入団し5年で戦力外通告となった挙句、スカウトとして球団に残った神木良輔を宮沢氷魚が熱演。
作品名になっている「ドラフトキング」とは、その年のドラフトで入団した選手の中で、その後、最も活躍した選手のことを指す言葉だ。大リーグでも大活躍したイチロー選手は、1991年にドラフト4位でオリックスに入団したのだが、同年のドラフトキングは間違いなくイチロー選手だ。
スカウトの醍醐味は、このドラフトキングを全国から見つけ出すことだ。日頃、学生バスケの観戦ばかりしている身からすると、良い選手を若いうちから見つけるという行為にはとても興味を引かれる。
第3話・第4話はプロをあきらめた社会人選手の話なのだが、怪我をした選手が本当に前のように動けるようになるのかという不安を抱えていることや、プロがすべてではなく将来のことを考えると社会人で野球を続けるのがベストだとする考えなどは、バスケにも通じる部分だなと思った。
第7話から最終回の第10話までは、どこかで見たような高校野球の話。2023年に放映された日曜劇場『下剋上球児』のようだなと。球児役も何人かかぶっているし。時系列でいうと、日曜劇場が2023年10月スタートで、WOWOWは2023年11月スタート。ほぼ同時期だね。
余談だが、沖縄県大会決勝という設定で撮影した球場がサーティーフォー相模原ってのは無理があるというか。さすがに、あの球場は見慣れているので「あ、これ、サーティーフォー相模原だな」とピンと来たよね。
1話20分ほどなので、10話といってもあっという間に一気見できる。スポーツの秋、興味ある方はぜひ。