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籠球探訪 観戦雑感 in Wリーグ「ENEOS ついに連勝ストップ! シャンソンが女王撃破」

風が冷たい。手が寒い。それっぽく表現するなら「しぃばれるなぁー」。北海道の方言らしい。iPhoneが示す気温は6℃。寒い地方の方言は、寒くて口を大きく開けられず、小さく開けるだけでしゃべるように変化させた結果らしい。

さて、Wリーグ2020-21レギュラーシーズンも、この土日の6試合で終わりだ。体は寒くても心に炎を灯して観戦します。

🏀第1試合 東京羽田ヴィッキーズ 78-72 新潟アルビレックスBBラビッツ

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プレイオフには進出できなかったチーム同士の対戦。しかし、消化試合ではない熱い戦いが予想される。"消火"しなくてはならないくらいに。

新潟はスタート変わらず、羽田は星澤に代えて秋元。モニィークも2試合連続のスタート。

新潟はヤシンにボールを集める。当然のセオリー。羽田はモニィークが依然好調維持。起点にしていいのではないか。小笠原がスリー2本、もっとやれるよ。星澤は考えすぎるのかな、もっとシンプルに。

新潟はやっぱ中山上手いなあ。ドリブルつくとディフェンスによられるから、ノードリブルでストライドの長いステップを切ったのとかさすが。ヤシンのところに2〜3人寄ってる。そこからの展開が欲しい。

羽田5点リードで1Q終了。

2Q、新潟はヤシンが下がると千葉歩 on fire🔥 スリー、ベネトレイト、ジャンパーとゴールを決める。2Qだけで10点以上取ってる。しかし、羽田はそれを上回る出来。速攻、ドライブからの合わせ、外→中→外のスリー、誰かが何十点も取るのではなく、チーム全員で得点する本来の羽田の良さが出ている。その中でも、モニィーク、小笠原は中心になれるのではないか。

羽田が12点リードで前半終了。

新潟は金沢が数字に表れない部分でカバーしてる。

千葉にしろ、モニィークにしろ、前半の当たりが後半はなし。1試合通じた安定感が欲しいところ。4Q、新潟がゾーンにすると点差が縮まり始める。外から打つも入らずヤシンがリバウンドを拾う。3:21で74-68の6点差。しかし、外が決まらない。そのままの点差で試合終了。

千葉歩26得点
モニィーク、鷹のはし、小笠原14得点
小笠原は13リバウンド6アシスト👏

【気になりポイント】
・トップからセンターの裏に入れるパスは難しい

🏀第2試合 シャンソン化粧品シャンソンVマジック 81-69 ENEOSサンフラワーズ

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東地区4位でプレイオフ進出が決まっている新生シャンソンと、同1位のENEOSの対戦。吉田舞衣、佐藤由璃果の即戦力アーリーが加わったシャンソンが皇后杯チャンピオンのENEOS相手にどういった試合を見せるのか、POを占う上でも大切な一戦だ。とは言え、お互いに順位は確定していることからも無理はしてこない可能性は高い。

ENEOSは宮澤の代わりに林、シャンソンは野口の代わりにファトー。佐藤由璃果、元気にスタート。シャンソン、0-8になったところでタイムアウト。佐藤が先制すると、そこから得点を重ねる。佐藤は中村を抑えてる。中村が気持ち良くプレイできてない。野口は絶妙に上手いね。中をやらせても秀逸。中村相手にうまくかわしてる。

ENEOSの2点リードで1Q終了

2Qで星杏璃、奥山理々嘉イン。お互いに得点を重ねるも、外角にあたりが出てきたシャンソンが逆転し、5点リードで前半終了。宮澤が出てないし、なんかガチ感がないな。2階から観てるからかな。

体を張る中村優花がダイハードのブルース・ウィルスに見えてきた。何で俺がこんな目に遭うんだ、文句を言いながらも役に立とうとするイイやつ感。

後半、シャンソンが抜け出すがジリジリとENEOSが追いかける。こういう展開のENEOSはマジで怖い。がこれまでだったが、いかんせん駒が足りない。逆にシャンソンがリードを広げる。吉田のスリー2本目が決まるとたまらずENEOSタイムアウト。3Q 1:11で60-44の16点差。宮澤がいないのが痛すぎる。

14点差で3Q終了

4Qは……一時ENEOSが追い上げる場面はあったものの最大17点差。勝利の瞬間はシャンソンベンチ、コートの選手、喜んでましたね。新生シャンソン、女王撃破!とはいえ、ENEOSは宮澤を出さない時点である程度の事態は想定内か。最悪の事態だろうけど。

石原愛子19得点
吉田舞衣19得点スリー5/8
小池遥16得点5アシスト

【気になりポイント】
・高木先生、今日も観戦してました。卒業生たち、あいさつ🙋🏻
・ENEOSが走る系のアップのとき、なぜ「Let's Go」(英語)なんだろうか?
・ハーフアップ中、ランニング・短めの短パン姿の岡本が、小学校で冬でも半袖短パンでがんばる子に見えた
・「ファトー!」が金八の「かとぉー!」に聞こえなくもない

🏀第3試合 日立ハイテククーガーズ 72-71 富士通レッドウェーブ

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ここまで、ハイテク9勝5敗、富士通11勝3敗。この2連戦でハイテクが連勝すれば星は並ぶ。2位か3位かでPOの戦い方が大きく違うため、ガチンコの対戦が期待されるカードだ。

注目ポイントは富士通から移籍した曽我部がハイテクのPGという点だ。ある程度、BTがやりたいバスケを理解した曽我部に、内海さんのエッセンスを注入したわけであり、曽我部の動向、内海さんの合図、それを反映させた試合展開から目が離せない。「BT vs 内海さん」という構図だ。

富士通のスタートは変わらず。ハイテクは白鞘に代わって鈴木がスタート。ハイテクは変わらず外が入る。佐藤奈々美がスリー2本。谷村はモニカが抑えてる。富士通の立ち上がりが悪いのも変わらずか。内野がファール2つ。

1Qはハイテクが8点リード

2Q早々、ハイテクが勢いに乗る。白鞘のスリーで15点差となったところでBTタイムアウト請求。富士通が追い上げるもハイテクも追い付かせず。白鞘のディフェンスが効いてる。9点差で富士通、前半2回目のタイムアウト。藤本が今日はいい。ただ、りかちゃんのディフェンスは荷が重いか。モニカと交代。富士通はなかなか波に乗り切れない。内野ファール3つ目。佐藤奈々美の3本目のスリーが決まり前半終了。

ハイテクが13点リード。39-26、ロースコアの展開は怖い……

3Q、富士通がディフェンスをがんばって追い上げを見せる。4点差、6点差までつめるもハイテクもゆずらない。佐藤奈々美のスリーがいいところで決まる。3Qは10点差でハイテクリード。

4Q、ここでスリー決まると勢いに乗るという場面で来ない。なんかちさん風に言えば「こねぇーー」だ。ハイテクはりかちゃんが得点を重ねる。さすが無双の女。

両チーム激しいルーズボール。佐藤が頭部を打ったか動けない。会場から激励の拍手。ハイテクタイムアウト、2:33 68-63

残5.3 富士通タイムアウト71-68 、スリーが決まって同点という場面。誰でも来るか。篠崎!!スリー同点!!!!あの場面で篠崎に打たせたBTが素敵でした。

残3秒でハイテクタイムアウト。どうする?りかちゃんに入れてきた。ファール。残1.5秒。2スローの1本目を冷静に沈めて72-71、2本目はわざと外してタイムアウトを取らせず、タイムアップ。そこは内海ハイテク、抜かりなく白星を奪取。

ナイスゲーム👏👏👏

篠崎澪22得点スリー3/3
町田瑠唯9リバウンド11アシスト
谷村里佳22得点9リバウンド
佐藤奈々美12得点スリー4/6

【気になりポイント】
・富士通はみんな赤いマスクなのにBTだけ黒いマスク

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