[#48] 名前はありませんが、実は私、こういうモノです
先月は、名前がないほうが都合のいいときもあるぞという話だった。名前がないという状態がもたらすメリットについて、いろいろ考えてみたのだ。今月は、名前がない世界でいかに個々を認識するかということについて、掘り下げてみたい。
先月の最後に話題にした、「名称未設定」というテキスト書類を例にとってみよう。たくさんの情報を、メモ的に書き留めておくのには非常に手軽な仕組みである。しかし、じゃあ数多くあるメモ的ファイルをどうやって区別するのか?という話から考えてみる。つきつめてみると、個性