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ハイランド讃歌の話その8

河野企画代表、チューバ奏者、指揮者の河野一之です。

全7楽章あるこの組曲「ハイランド讃歌」の話もこの記事にて最終楽章です。

ハイランド讃歌組曲第7楽章
Dundonnell

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もくじ

Dundonnellはスコットランド、ハイランド地方にあるロスアンドクロマティ地域にある村名からきている。

このDundonnell村はブルーム湖の先端に位置し、この湖の支流が流れ着く先が2楽章で出てきたSummer Isles、夏の諸島にいきつくのである。

とにかく村でしか無いこのDundonnellという情報から他多くを得ることは難しいのだけれども、スコットランドという国を知る上でキーワードとして学べる
・ピクト人
・ゲール人
・スコティッシュ・ゲール語
・ケルト
・バグパイプ
・風土や歴史etc
これらは多くのヒントになるだろう。

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また史実とは違い多くの脚色があるようだけれども、イメージの一つとして映画「ブレイヴ・ハート」は強くオススメする。

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分数は全て下記CDに由来する

冒頭
Strathcarronからハイランドゲームスのバグパイプが聞こえる。

5小節目(0.08)
閉会式の開幕

21小節目( 0.39)
バグパイプのさらなる隊列がやってくる

40小節目(1.18)
徐々に遠くなっていくバグパイパーズの隊列たち

44小節目(1.27)
チャイムの音が過去への入り口を示す

48小節目(1.37)
Buglesが時空を越えさせる。中世へ

59小節目(1.53)
暗黒の中世、硝煙のあがる荒野

77小節目(2.13)
劔がぶつかり合い、火花が散る

86小節目(2.23)
Highlandersの登場

102小節目(2.41)
走り回る敗残兵

114小節目(2.54)
森や風、自然の怒り

130小節目(3.12)
騎兵のラッパ

137小節目(3.19)
突如始まる全軍の衝突

178小節目(4.05)
戦の終焉

182小節目(4.10)
故郷への帰還

198小節目(4.28)
徐々に現代にも帰ってくる

206小節目(4.38)
ハイランド大聖堂、故郷へ帰ってきた

216小節目(5.20)
Endroll、これまでの旅や楽章の総集

総集編へ続く







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