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金管バンドでベースを吹く際のヒント3選Ⅱ

ヒントについて色々書いてきましたがその2です。
全て実践の中で培ってきたものですのできっと役の立ちます。
過去の自分へも当てた記事です。

もくじ

1、リズム感の徹底
2、4人での練習
3、ペダルは超絶技巧


1、リズム感の徹底

ベースパートというのは、金管バンドにとって最低音を演奏し、音量を変えたりなどバンドの方向性を作るのに大変大切なパートです。

しかし、大きい音、素晴らしいアンサンブル力、音量ときても大切な箇所があります。

リズム感です。

リズム感がなければどれだけ素晴らしい音、音程で演奏をしていても独りよがりとなってしまいます。

例えば普段使っているメトロノームを裏拍の設定とし、ご自分でリズム感の強化のために普段聞こえている拍子を裏や裏裏にしリズムを取るのは大変有効です。

手を裏や面で叩きながらフレーズを作ってみたり、ご自分の歌った感じ×実際の声×楽器演奏との誤差を感じやすくなります。


2、4人での練習

なかなか予定が合わなくベースパートの本来4人での練習時間が取れない場合のが多いですが、必要です。


では4人の場合何を重点的に合わせたら良いでしょうか?箇条書きにしますのでご参考にお使いくだしい。

・ブレスの位置
・難所吹き分け
・編曲(ブレスや難所の吹き分けについて指揮者と相談の上行う)
吹きやすいように=その曲の雰囲気を守りつつ表現法を変える

などたくさんできます。
自分たちでできる可能な点はあらかじめやっておき、音楽監督との音楽作りを楽しみましょう。


3、ペダルは超絶技巧

本当にここだけの話ですが

最近ペダルというワードが増えました。
正直喜ばしいことです。

でも知っている人は知っています。

ペダルは超絶技巧です。

僕のペダルの定義はこうです。

やれ、されど目立つな

ここに全身全霊、全てを打ち込みます。

ペダルというのはSp Cor.のようなすばらしく華々しい超絶技巧的な高音域のように誰にでも分かるように

”聞こえる”音域ではありません。

長年、低音域を練習したり、注視していたものに初めて聞こえてくる音域です。


で・す・が

Pedalist, 僕の親愛なるペダリストのみなさんが1番わかっていらっしゃると思いますが、

ペダルは装飾品です。

Sopのハイトーン、ユーフォのハイトーン、様々な楽器の超絶技巧と共にベースのペダルも超絶技巧=音楽に彩りを加えるスパイスの一種です。

ラーメンにひたすら胡椒をふったら興ざめ、まずいのです。


やればオプション的に加算され、失敗すれば空気の読めないただのベースです。

我々ベース奏者が1番冷静で指揮者のいかなる動きにでも敏感でなければなりません。


まとめ

リズム感もベースセクション全員での動きも超絶技巧もお全てお客様のためにあります。

自分がそこにチャレンジしたい!!!

よくわかります!僕もしたいです、できるのであればみんなの前で
ですが真面目な話、一人でみんなの前で演奏してるように練習を行わない限り難しいし、

個人練習には限界がきます。

しかし、

・リズム連取
・セクションパート練習
・ペダル

これらの練習や打ち合わせは長くて1分で可能です。
ぜひその短時間を使い日々の金管バンド活動に活かしましょう。

必ず役に立ちます。
保証します。

河野一之



サポートして頂いた支援は全て金管楽器や金管バンドの奏法の研究、音楽を使ったエンターテイメントの発展に使用させていただきます。