リーダーになれない
自分が何かのリーダーとなってメンバーを引っ張っていくと言うことが苦手だ。
集団の中では、周りをサポートしていくような動きで評価されることが多い。
もっというと、集団より個人での方が自分はリラックスしてパフォーマンスを出せている気がする。
自分が過去にリーダー的な役をしたのは、
・高校の部活で部長 ⇦厳しい部活でもなかったので、特に何もしてない
・バンドリーダー ⇦自分が言い出しっぺでメンバーを集めたので必然的にまとめ役になった
くらいだと思う。
部活の部長に関しては本当に何もしていないので、言うことは何もない。
バンドリーダーに関しては、今思えば色々と学びがあった。
苦手は熱意である程度カバーできる
当時の自分には、「こういうバンドにしたい」という明確なイメージがあった。それを実現するために、自分は人を引っ張っていくのが苦手だということを忘れてみんなを引っ張る行動ができていたのだと思う。ただこれはあくまで自分の場合であり、どういう結果になるかは、苦手と熱意の度合いのバランスによると思う。結果論として、これ以外のことで自分がリーダーになっていないのは、全て熱意が苦手に負けた結果とも言える。ただ、熱意が苦手に勝つこともあることを体験できたのは自分の中で大きなことだったと思う。
自分の考えを人に押し付けすぎると結果的にいいものはできない
上でも言ったが、自分には「こういうバンドにしたい」「こういう音楽をやりたい」という明確なイメージがあった。なので当時は各パートに「こういう風に演奏してくれ」と細かく指示をしていた。これがあまりうまくいかなかった。
・自分の指示であっても、自分以外の人のフィルターを通るので、そのアウトプットは完璧に自分の思ったイメージにならなかった
・当時の自分にはそのアウトプットを面白いと思う器・幅広さがなかった
結局これで一部のメンバーとの関係が悪くなって(自分がそう感じてただけかもだけど)、私はそのバンドを自然消滅させてしまった。
今になって考えると、
・メンバーのモチベーションを保ちつつ、根気よく彼らのアウトプットに付き合い、少しづつ自分のイメージに近づけていく
・オープンマインドを心掛け、自分にはなかったアウトプットを面白がる
・面白がれるような器を保つために音楽の幅を広げ続ける
ことを地道に続けれたらあのバンドはもう少し持続し、良い音楽が生まれていたかもしれない。
上のことはこのバンドをストップした後、自分の課題として意識しながらここ数年生きてきたつもりだ。
一方で・・・
一方で、他人には理解されないくらいのオリジナルで尖った考えやアウトプットというのもとても大事だと思う。ここ数年上のことを意識してきた結果(反動?)気付いたことかもしれない。
かなり極端に言うと、自分のオリジナルがあればメンバーすらいらないかもとすら思う。現に尖った音楽家や建築家は周りから手放しで好かれていない場合も結構あると思う。
自分はそういう人になろうとする勇気はまだないが、そういう存在に憧れることもある。でもそれは仲間と何かを作り上げることが上手くいった経験がないからというだけかもしれない。
自分は、近いうちに転職する予定だ。転職先の仕事はオリジナルな考えが求められる側面も大きい。
仕事も音楽も、勉強を続けつつ、もっと自分の中に深く潜り込んで、自分を表現していくことが、今の目標だ。
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