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【3Dプリンター】Ender3ダイレクトエクストルーダー化しTPUを使った時に、個人的に躓いたところ【モデルデータあり】

概要

こんにちは、Ender3を手に入れて約半年が経った今日このごろ、TPUフィラメントを使うべく、ダイレクトエクストルーダー化に挑戦しました。ですが、個人的に躓いたところがあったので、簡単にですがメモを残しておこうと思います。ぜひ同じような状態に陥った方の参考になればと思います。

1.改造パーツの出力&エクスとルーダー移動

ダイレクトエクストルーダー化の主な手順としては

Ender−3をダイレクトエクストルーダー化してみました。

こちらの方の手順と丸々同じようにやりました。

公開されているパーツデータが少し悪かったのか、僕のプリンターの精度が低いのか、若干ネジ穴がずれていましたが、やすりと気合いで取り付けました。

2.スライサーソフトの設定

そして、ダイレクトエクストルーダー化が終わったので、いよいよ目的のTPUを使ってテスト印刷してみました。

しかし、思ったようにフィラメントが供給されず、出てくるフィラメントがとても細く、めちゃくちゃボロボロになってしまいました。

そこでまずスライサーソフトの設定を少し調べてみました。そこで分かったのが、フィラメントの供給量と印刷スピードを専用の設定にする必要があるようでした。

・スライサーソフトの設定

フィラメント量:110%~120%

印刷スピード:25.0mm/s

この設定を行ったところ、最初の1、2層くらいはかなり綺麗に出力されるようになりました。

しかし、それ以降は設定前と同じように、フィラメントが細く出てきたり、全く出てこなくなる現象が起きていました。

スライサーソフトの設定だけではダメなようです。

3.新しいパーツの自作&取り付け

エクストルーダー周りを観察してみると、あることに気づきました。

画像1

エクストルーダー内でフィラメントは、2つの円形の金属に挟まれそれが回ることで押し出されています。

しかし、TPUはいつも使っていたPLAとは違いかなり柔らかいフィラメントなので、金属に押しつぶされ2つの隙間から飛び出てきてしまっていました。

そのため、モーターの回転がうまくフィラメントに伝わらず、押し出す力が小さくなっていたようです。

そして、画像のようにパーツが歪んでいるので2つの金属パーツが離れてしまうことが原因として分かりました。

この歪みを解消するために新しくパーツをつけて、常に抑えられている状態にしようと思います。

画像2

これが新しく作ったパーツです

画像3

下のリンクに作ったパーツのモデルデータを置いておきます。(※ご使用は自己責任でお願いします。)

3Dモデル:作ったパーツリンク

このパーツをエクストルーダーの上につけることで常にパーツを押さえ込んだ状態にします。

画像4

金属パーツががっちりくっつきました。

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これによって、フィラメントの供給がとても安定しました。下のツイートが実際の印刷風景です。

今回はこれで、改造終了です!

晴れて柔らかいタイプのフィラメントが使えるようになったので、さらに新しいものづくりに挑戦したいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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