シーズンを区切って生きる

 休職している人は特にだと思うが「永遠に生き方・働き方に悩んでいる問題」があると思う。

 どんな生活をしていても「もっといい生き方や働き方があるんじゃないか」と、常に最適な人生を追い求めてしまう。それ自体は悪くないが、そのせいで今の幸せに目を向けられなかったり最適を求めすぎて行動に移せなかったりする。転職活動中でやりたい仕事を絞れたものの「本当にこの仕事でいいのか」と悩んでしまい、なかなか応募ボタンが押せない今の自分がそうだ。

 そんな考えすぎる人がどうやって行動に移すか、たまたま見たYouTubeで岩崎由香さんという経営者の方が言っていたことが素晴らしいなと思った。


 「シーズンを区切って生きる」という考えだ。


 最初から最適な道を選ぶことは難しいし、そもそも一度で全てを叶えることはほぼ不可能なので、「今はこれをやる時期」と割り切って行動するというものだ。最適な人生を求める人ほど完璧主義な傾向があると思っていて、そういう人ほど妥協や割り切ることが苦手で一度で成功しようと考えてしまう。なので、段階的な目的を作ることでハードルを下げて行動しやすくするのだ。
 私の場合でいうと、一回の転職で「給料」「やりがい」「ワークライフバランス」など全てを手に入れたいと思ってしまい動けていなかった。なので、一回の転職で全てを手に入れようとするのではなく、「適性が知れればそれでいいや」くらい軽い目的でやると案外動きやすいということだ。

 当たり前のことだが、どんなことも段階を経ないと上手くならない。英語勉強で、単語を学ばないと文が書けないのと同じように、仕事も実際に働いてみないと向き不向きややりたいことはわからないのだ。


 どんなことも一歩一歩進んでいくしかない。休職をしている今は「人生を見直す期」、次の仕事は「あくまで自分の適性を知るため」とシーズンを区切って少しずつ動いていきたい。


(小中高大は6・3・3・4とわかりやすくシーズンが区切られていたから頑張れていたのかもしれない。社会人になってから区切りがなくなったことで若干人生迷走している感がある)



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