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社内アート部活動(三井不動産)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2022年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

思考を深めるため、対話型鑑賞とカードワークを実施。有志によるプライベートも含む活動のため、事前・事後レクチャーは実施せず、当日のガイドの中で補足。

■開催日時
2022年10月29日
■参加者
三井不動産アート部有志 5名
■問い合わせ日
2022年9月6日
■認知経路
メール問い合わせ


スケジュール

9:15 ベネッセハウス ミュージアム(対話型鑑賞)
11:30 家プロジェクト
13:30 地中美術館
15:00 ヴァレーギャラリー、李禹煥美術館(屋外にてカードワーク)
16:15 直島銭湯「I♥湯」
17:00 終了

特徴

プログラムの特徴

・思考を深めるリクエストにより、対話型鑑賞とカードワークを実施。
・繁忙日の実施となったため、スケジュールは混雑を加味し調整した。

参加者の反応

・アートも建築も、それをつくってきたプロセスもすべてが素晴らしく、その背景も含めて教えていただきながら、アウトプットの時間までいただけて大満足でした。

・建築とアートがいかに考えられ配置されているかの話のような、入念なリサーチをしないと認識できないような話を解説いただきながら話を聞くのはとても楽しかった。頭をとても使ったので少し疲れた。

・ファシリテーターが始終説明を交えて問を投げかけてくれるおかげで、ただアートを見て「綺麗だなあ」と思うだけの時間ではなく、何故そう思ったのか、考えることで自分についてより知ることができたと思っています。

・とても理解が深まりアートに更に興味を持てるようになった。次一緒に来る人にも勧めたい。

企画担当者からの評価

■満足度

5/5点

・会社の部活動の一環で参加させていただきましたが、本当に丁寧に、そして参加者の理解度に応じて柔軟にプログラムを進行していただき、参加者全員が心から満足をしていたため。

■再利用意向

5/5点

・ファシリテーションが非常に素敵で、違う参加者と参加したとしても、毎回学び深いプログラムとしていただける安心感があるから。
・自分の考えを伝える時間とほかの人のまた異なる価値観での考えを聞く時間が持てたこと。対象とする作品のレベルが非常に高いこと。
・違ったメンバー、違う時期にいくことで見え方や考え方等も変わるので、自分の変化や周りの思考について触れられると思ったため。

■特に良かったこと

・作品に関して各々感じたことを語り合うことで、作品への理解、参加者各々の考え方、そしてその考え方を尊重し、お互いに楽しむ経験ができ、参加者同士の関係性が良くなった。ファシリテーションと、行程が素晴らしく、どんどん参加者が話しやすくなり、また議論を深めることができた。

・問いのワークは自分の固定観念を外して新鮮な気持ちで作品や世界を見てみる経験ができ、とても有意義なものだと感じた。

・対話型鑑賞。自分の思考や感情を表に出すことは普段あまりしないので、人に正直に伝える、自分は何故そう思ったのか深堀するなど、普段使わない脳が鍛えられたし、自分の価値観等に気づかされるいいプログラムでした。

■要改善

自由時間がほぼなかった。

まとめ・考察

・日ごろからアートに関心のある参加者だったため、作品鑑賞への抵抗感はなかったが、正解のないアウトプットを言葉にするのは対話型鑑賞を行う中で慣れていった印象。
・一貫して参加者のアウトプットに個人の価値観が反映されており、自己理解を深める機会になったと思われる。(藤原)

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