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ラーメン屋が教えてくれたことは「観測点」をきっちり押さえること

PDCAを回すのに会計が重要


これは、個人的な読書の感想等を記す日記で、備忘録代わりに記録を残してます。

今回は「会計の基本と儲け方はラーメン屋が教えてくれる」という書籍を読んでみた中でのちょっとした気づきです。

個人的に、会計自体はあまり興味がないものの、ラーメンはめちゃくちゃ好きなので、その収益構造とかに興味があり、読んでみました。

結論としては、タイトルのとおりなのですが、
会計ってなぜ必要なのか?という根本を考えると、この本の回答は「PDCAを回すため」ということだと理解しています。

もう少し、深掘りして言うと、どこに問題があるか把握して改善していくために会計で数値をキッチリ把握・整理しておくことは大切ということです。

具体的には、飲食店経営は当初の計画をきっちりすることはもちろん大切なのだけれど、計画通りにいかないパターンが往々にして多いということです。そのため、経営改善が必要になるのだけれども、どこに問題があるかを把握するには、日常から会計をきっちり整理しておく必要があるよね?でないと、いざという時に数値の変化を把握できないよねということでした。

実はラーメン屋だけの話ではない・・・


なるほどな~と思いつつも
これって飲食店の話だけだろうか?と疑問に思いました。

実は自分の日常や仕事にも繋がるのではないかと、、、結論、繋がる話だと思います。

例えば、一般的な事業と言われるものや仕事の業務においても同様ではないかと思うのです。変化が速い、正解がないとか言われるこの時代で、いきなり「成功・正解」に行き着くのかというとそうではないケースも多々あると思います。(むしろそのほうが多い?)

つまり飲食店同様「計画通りにいかない」ことが多いはずです。
となると、やはりその計画通りにいかない要因・問題点を見つけることは超重要になってきます。いわゆる「KPI(重要業績評価指標)」とかってまさにコレだと思うのです。

KPIって個人的には、達成するための成果指標や活動指標というイメージがとても強かったのですが、そうではなく改善点・問題点を発見するための「観測点」だなとも思いました。もちろん、大きな計画に出てくる基本目標とか大目標的な指標は前者の印象が強いけれども、個々の事業や事務作業になってくると完全に後者のイメージです。

だからこそ、KPIの初期設定段階・経過段階で常に意識していくことは大切だと思います。そもそも計測指標として適正なのか、目標値は適正なのか、計測頻度はどの程度できるか、計測方法はどのように考えているか等々奥が深そうです。

最終的には、その指標の成功到達点(ゴール)はもちろんのこと、撤退ラインもしっかり最初に設定しておくことは重要かなと思います。無論、途中で諸々修正することはありだし、むしろ必要だと思いますが。

まとめ


会計とはPDCAサイクルを回すための根拠データであり、判断材料である。そしてこの点に関して、PDCA(改善)を非常にポジティブに捉えていると感じたのは、ダーウィンの進化論について記載している点でした。

「生き残るのは、強いものではなく、変化に適応できるものである」

有名なダーウィンの言葉ですが、
変化に適応するとは、変化に合わせて、改善を加えたり、問題点があれば素早く反応して対応したりするということです。つまり、改善点や問題となっている点をいち早く把握できるかが重要であり、そのために会計やKPIは重要なのだと改めて思いました。まさに観測点って感じです。

最後に、この本の舞台は青森県八戸市の「ドラゴンラーメン」というお店の話です。てっきり最初はご近所下妻市の「ドラゴンラーメン」かと思って、おっ!となってしまいましたが、、、

実は本場ではまだ食べたことない煮干しラーメン・・・どんな感じか結構興味ありです。

青森にいた方曰く「にぼにぼして美味い」とのことで、ドロっとした感じかなぁ?本場の味を体験したいものです。八戸市に行ったら、「ドラゴンラーメン」行ってみようと思います。

ということで、もはやラーメンというキーワードだけ選んだような本でしたが、しっかり気づきを与えてくれる本でした。

他にも面白い内容が書いてあったのですが、長くなるのでおしまい。

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