詩)都築郷士『ぶうつく』呟きの如く・39 附・詩人の為の秋冬ワードローブ集
高木卓『露伴の俳話』をぺらぺら頁めくつて、あはゝの心になつてゐた。親類のど素人に三十六歌仙を巻かせる指導の様子が活写されてゐる。露伴(幸田、だよ)は、兎に角べらんめえ、それから地球外生命体か!ぐらゐ物識りです。ギャップの笑ひですな。露伴の文人気質は同時代の文學界では、浮いてゐたね。
小説ちつともおもろないし。でも子福者でしたなー。家中物書きだらけ。つて、大袈裟か。
あとぺらぺらは漫画家・松本哉ハジメ氏のエッセイ『荷風極楽』。高見順が實は荷風の従弟だと知つて愕然。己遅れてる?
今回は引用ナシ。失礼ながらかつたるい。都築。
※
尻たぶが痛く物書く痛さ哉 郷士
田中のコミさんは寝つ転がつて書いてをられた。十人十色書く姿勢つてあるだらう。アマの私が云ふことでもないがね。
※
【詩も断ち物にすれば?】
はつと跳び起きて午前2時で
煙草はやめた 珈琲は断ち物
それでどーやつて目を醒ます
藥の効き目も残つてゐるし!
まるで四面楚歌のやうに起床
これぢや詩ィ書くのも樂しかないねー
そこはそれ、詩人にはプロもアマもない
本当のところそれが正解
本を出したとか売れたとか
云はないからの「ポエジー」ぢやん
股関節が痛い。
雨がしとしとの
真夜中、
詩と詩闘 -
命を軽率にも賭ける、
と言ふ現場からお送りしました。
あ、これ誰かのパクりです。
(ふー、Fin, がない
のも詩の世界!)
©都築郷士
※
草臥れたハートが破裂する程のR&Rだよくよく観ておけ
(©都築郷士)
もう新しい話題とは言へないが、ウォルター・ルーアが亡くなつた。ハートブレイカーズ時代はサンダースの右腕だつた。Get Off The Phoneなんて名曲もある。聴く、ぢや臨場感ないから、わざと「観て」にした。(自註)
〈つゞき通信〉
今日はジャック・ケルアックの忌日ださうで、
路上忌や生賭け詩書け死ぬるまで 郷士
なんか所謂「饅頭句」でやだな。
幾たび戻つた路上よサル・パラダイスの忌 郷士
アデュー!
😪💤💤
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