高血圧治療藥嚥み始めで
酒、と云ふ譯にも行かん
私は氣持ちだけ葛西善蔵、
夜の横丁に出没したく
そこで知能で創られた文の無意味さを
語りたい
〈神もゐずみ佛も目を背けらる私の文藝作法をば見よ 郷士〉
そこで生きてゆく
ララバイを口の端に咥へつゝ
夜は始まつたばかり…。
©都築郷士
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