【お金の事】4回目 物質としてのお金?ではなく信用がお金

と、言うわけで「現代のお金は信用の価値が数値化した物」って前回言いましたけど・・・これってどういう事なのかというと「お金はその国において価値が認められたモノ」なんですよね。いわゆる「信用貨幣」というやつです。
これ、言ってしまえば「国が発行したお金に対しての責任を負っている」わけでして。
現代は物々交換ではなく信用としてのお金を流通させているんですから、いうたら「何もない所からお金が生まれている」って事っスよね。
だから、スタート時に国が日本銀行(日銀)に国債を売って(買わせて)、それで生まれたお金を日本に流通するってシステムにしたんですわ。
言葉変えたらお金って借用書とも言える訳でして(汗)

で、「何が信用なのさ?」って話ですが・・・例えば日本円って海外では使えないですよね?
仮に使えたとしても、それは「日本円は使った国(海外の国)の流通通貨(その国で使われてるお金)に両替できるだけの信用があるから」ですよね。手数料は取られるでしょうけど(汗
でも、こども銀行のお金や自分で作ったお金は使えないですよね。誰かしらが責任を負っているわけでもないですし、誰の信用もないから。ってまぁ、こども銀行のはおもちゃですし、自分で作ったのが精巧にできていたとしても、それはただの偽造通貨で犯罪ですやんって話ですし。

大体、硬貨にしろお札にしろ金属の塊、あるいは紙じゃないですか。硬貨だと・・・一円は一円以上かかるんだっけな、作るのに(笑)まぁ、それでも基本的に硬貨の原価はそれに近いのもありますけど、額の大きいお札が額面以上にかかるなんて聞いた事ないです。一万円札だって大量に作る技術があるんですし、原価で言ったら100円もしないそうですよ。
気になったら検索してみてくださいね〜。
(残念ながら、ウクライナの戦争のせいで硬貨に使う金属の原価が上がっているそうですが(汗)

ちなみに、元禄時代の幕府の勘定奉行「荻原重秀」って方が「貨幣は国家が造るもの、たとえ瓦礫であっても行うべし」といっていたぐらいです。「国が責任持って瓦礫に判子を捺せばお金になるでしょ」と。物々交換のような、お金そのものに価値があった頃なのに随分と先進的な考え方をしていたモノです。
ですから、流通しているお金っていうのは本当に「信用の塊」でしかないですし、それを「数字化」したモノなんだと。

ちなみに「通貨を発行できるのは信用がある国、もしくはEUのように国を跨いでいる経済同盟とか」じゃないですか。
それって、そこにも信用があるから出来る事、ですよね。地球というか世界の中の話で。
日本も諸外国からの信用があるから円を発行出来る、いわゆる「自国通貨の発行権」があります。
っつー事はですよ。日本円っていくらでも刷れるわけですよ‼︎ 現にそれで刷ったお金が国内に回っているんですから。
(勿論、無尽蔵に刷ったら地球全部含めた経済圏での価値が無くなるので、その辺りの調整は必要でしょうけど)

それに、刷りっぱなしだとどれだけ刷ったのかが分からなくなりますし、形として分かり安く数値化して記録する為に「国債という借金を発行」してお金を刷って流通させるわけっス。国が借金をすると言う形で。
でないと、お札そのものはただの紙ですし、そこが信用でもあるわけです。
ありがたい事に国債の半分以上は日銀

そんな訳で・・・「国の借金が増える‼︎」っていうのは「誰に借金しているんですか?」って事っス。誰にしているんですかね?そして、それは今すぐにでも返さなければならないモノなのですか?
「財政破綻して国が動かなくなる〜‼︎」
「未来に借金は残せな〜い‼︎」
っていうのはなんなんって話です。元々が借金をしないといけないシステムにしたのに。
ちなみに何年か前ギリシャが破綻しましたけど、あれは「自国通貨」ではなくてEUの経済圏で使われているユーロだったから。
一般的な借金と同じように「必ず返さなければならないモノ」だったからです。残念ながら。
そもそも発展してる国って、借金も多いですよね。誰かに対して。それって誰なんでしょう。

と、とりあえず世の中に流通しているお金(貨幣)の事をざっくりと説いてみましたとさ♪

・・・そう言えば「デフレなんだからお金すれば良いんだよ!」とか「お金刷りまくったらインフレになる」とか聞いたことあるけど、そもそもの話題のインフラとかデフレって何って話ですよね。

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