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陰陽の徒然

夏が過ぎ、暦は秋のフェーズに入ってきました。
年齢を重ねる毎に夏の時間の経過も早く感じられるのですが、早いにしても、今年の夏は私には重い夏でした。
やっとこさ自分の時間が戻ったので、算命学に向き合える今の喜びを書いてみたいと思います。
算命学は古い学問で、現代では占いや星読みに活かされていますが、昔は軍略でした。戦国時代武将たちはいかに生き残るか、それこそ命運を賭け知恵を絞ってきた。

そんな背景がありながら紆余曲折の時代が流れて、今私の手元にこの巻物みたいな知恵が届いた。
未来が分かるってどうやって??雑誌の後ろのページで、〇月生まれの運勢、や、朝のニュースの最後「それでは占いです~今日の運勢の○○座のあなたは…」これどうやって分かるの?!が幼少の頃からの単純な疑問だった。
きっと深いでしょうね、ええ、深くなけりゃ困るわ。人の1日の気分を左右するし、手堅さも軽やかさも人は選んで生きているんだから、占いの言葉はある意味スイッチになる。

現代の私たちがこの知恵を受け取れるって奇跡のようなことだと思うと同時に、それだけ物事の神髄を貫いているからこそ、途絶えようのないこの地上の法則で、あり真実であり、人の在り方が入っている学問なんだと心底分かる。

この軍略の思想の基になっているものは、陰陽五行と相生、相剋関係。
昼があれば夜があり、夏があれば冬がある。
高いところがあれば低いところがあり、嬉しい時があれば思い悩む時もある。ではでは〇と△の関わりは??と深くほりっ下げていくことができる。
この知恵をこの地球で暮らす全員が持っていれば、争いなどは起きずに今○○したい時だよね~とか、○○したくない時~とか、世界平和が実現するのではないかと理想が浮かぶ。そんなことを思う人が居れば、この学問を独り占めしたいという人が存在するのも、この世の陰と陽か。

今朝ドラ「らんまん」で植物学者槙野富太郎さんが掘り下げた植物学の話を見ていると、一つ一つの植物が一人一人の人間に捉えられてくる。その一つ一つの個性を愛でて解明して残している姿を見ると、占い師のやっていることに通じる。全ては存在に対する愛と敬意。私たち占い師に勇気を与えてくれるドラマ。

きっと、もっと色濃かったであろう男尊女卑と長幼の序は現代風にアレンジされていると思うけど、フラットになってきた現代においてはより自然思想に近い生き方を人が求め始めているように思える。もうタワマン建設は減ってくるのではないかい?!と長い目でみて未来を想う。
こんな時代が来た今だからこそ、算命学のエッセンスを皆に広めたいな。

最後までお読みくださりありがとうございます。

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