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祝★プロ野球開幕!身体が持ちません…

3月25日の金曜日。長いようで短いプロ野球ペナントレースが無事に開幕しました。 各球場で行われた熱戦について、ここでは到底書ききれないので割愛しますが、兎にも角にも有観客で開催できて良かったのひとこと。

もはや日常化した感もあるコロナ問題や、不安定な世界情勢も相まって、非現実が現実化した感もある2022年。何が正しくて、何が間違っているのかすら判断がつかない世の中でも、腕が引きちぎれんばかりに力いっぱい投じたボールに対して、身体がよじれんばかりのフルスイングで打ち返す。そんな人間の業が詰まった一挙手一投足を目の当たりにするだけで世の中を忘れることができる。そんなことを再認識した3日間でありました。

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開幕3連戦の最終日。27日(日)は『野球雲』編集部で、久しぶりに打合せ。そりゃあ自然と野球観戦が始まり、昼から晩まで野球の話ばかり。

推し球団や選手の活躍に一喜一憂する姿をみるにつけ、「こりゃあシーズン、身体が持たないよ…」と嘆く編集部でした(汗)

ちょっとだけ告知させていただきます。我々、編集部は東京・小岩に潜伏中。文系野球のすべてが詰まった野球雑誌『野球雲』の編集活動に勤しんでいるのです。

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最近も「ディス・イズ・ザ・野球文化の聖典だと思います」など、涙が出そうなほど嬉しいお言葉をいただくなど、もはや伝説化した感もある『野球雲』。

有り難いことに「野球雲の過去のバックナンバーを閲覧することはできないのでしょうか」という声もいただきますので、ネットショップのリンクも貼っておきますね。

宣伝ばかりだとアレなので、再び野球の話を。

上述したとおり、開幕戦の話をし始めたら収集がつかなくなり、テキストを書くスペースがいくらあっても足りません。というわけで『野球雲』編集部の中のひとが感じたことを記します。

いや~埼玉西武・辻発彦監督は最高ですね。関東近郊にお住まいの方ならわかる、地域限定のボケをかますあたりが最高。

仕事柄、プロ野球情報を毎日のようにチェックしているのですが、キャンプの頃から今年の辻監督の”語録”にハマっている自分がいます。

開幕戦から飛ばしている山川穂高と中村剛也、さらに昨年ドラ1入団の渡辺健がノックを受けている姿を見かけてひと言。「グラウンドへこんでた」は素晴らしい描写ですが、辻監督といえば息子さんはパチンコライターとして活躍中。

昨季2000安打達成したベテラン栗山巧のランチ特打を見守りながら「誰も若いやつ見てねえよ。残念だなあ」とポツリ。完全に皮肉を交えながらの”語録”に垣間見えるこうした表現力を受け継いで、息子さんはライター業に勤しんでいるのかもしれません。

思い起こせば昨季のライオンズは、所沢に移転した初年度の1979年以来、実に42年ぶりに最下位に沈みました。シーズン勝率.440も、79年の勝率.381に次ぐ、移転後ワースト2位と振るわない一年となり、辻監督自身は退任の覚悟を固めていたといいます。

それでも球団の続投要請を受けて今季も監督として手腕を振るい、開幕3連戦は昨季パ・リーグ王者のオリックスを相手に見事勝ち越し。まだまだ先は長いですが、昨季最下位からリベンジを果たす姿勢は十分に感じることができたのではないでしょうか。

ただし開幕戦ではこんなコメントも。

コレ、なかなか言えないコメントですよね。「さあいくぞ!」と勢い全開の開幕戦にも関わらず、完全に負けを認めた言葉の節々には「潔さ」すら感じます。

オープン戦から映し出されるベンチを見ると、次期監督が決定的とまで言われる松井稼頭央ヘッドコーチと度々、話をする姿をみせる辻監督。なんというか、後進の指導にあたりつつチームを率いる微妙な「立ち位置」だからこそ言い放った「潔さ」ではないか…と、そんなことを考えてしまいました。

もちろん山本由伸の凄さを認めつつ、2戦目以降に引き摺らないように「今日はしょうがない」と、打線をかばった面もあるでしょう。この辺りも采配の妙を感じすにはいられませんね…と、やっぱりテキストが止まらなくなりました。

というわけで今後も不定期に、野球の話を記していきたいと思いますのでどうか『野球雲』をよろしくお願いします!

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