捕ってから投げるまでが一番早いのは、坂本勇人（巨人）？

坂本選手は、守備範囲の広いショートであり、バッティングの成績も申し分ないですよね。

坂本選手の守備に関しては、京田選手（京田）のように矢のような送球ではないのに、しっかりとアウトにしている印象があります。

坂本選手の守備における素晴らしい所は二つ。

一つ目は、ある程度、山を張って守備に取り組んでいるところ。
俗に言うポジショニングというものですが、相手チームの打者によってセカンド寄りなのか、サード寄りなのか、守備位置の深さ等、細かくポジショニングを変えているように感じます。
一歩でも違えば、捕れる打球も増え、アウトにできる確率が上がるのです。
セリーグで言えば、山田選手（ヤクルト）も坂本選手と同じく、ポジショニングに力を入れているように見えます。

二つ目は、捕ってから投げるまでが素早いところ。
打球を捕球してから、ファーストのミットに収まるまでの時間は、①捕球してから投げるまでの時間と、②投げることにより手から放れたボールがファーストミットに収まるまでの時間に分けられます。
この①、②のどちらかの時間を短くすれば、アウトにできる可能性がかなり上がります。
②の時間に関しては、肩の強さによって決まるところがほとんどですが（送球の正確性も重要です）、①の時間については、捕ってから投げるまでを短縮するように努めることが重要です。

この②を極めているショートが、坂本選手であるのではないかと思います。