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学生インターン将来の夢#Ep.4 運命を変えたインターン〜夢〜

BASE5 Requiem(ベースファイブ レクイエム)
シャム安息香
なぜ学生がラオスでトレジャーハンターに!?
〜アロマオイルを開発するまで〜

インターン残り3日。

1. やる気のない大家さんを説得
2. 幽霊マンションを改装
3. 収益化する

ラオスでのインターンシップ2週間の中で、階層化したミッション。
雨季のおかげでなかなか進まず、大家さんの説得にかなりの時間がとられてしまった。

すぐにでも取り掛からなければならない。

まずは掃除だ。
一人で掃除をしてたら、お世話になった方に
「人を使いなさい」
と言われ、人夫を2人用意してくれた。

部隊ができ、カイト3人将に昇格。(笑)

3人で同じように作業をしていると、
お世話になった方がやってきて、こう言った。
「キミの兵士である彼らのサポートをするのは構わないが、指揮官が同じように作業をしてはならない。」

正直、この頃ただの学生だった自分にはなんのことかよくわからなかった。
3日しかないから、3人で一生懸命終わらす。くらいにしか。

お世話になった方はいつも答えを教えてはくれない。
その真意は、自分の頭で考え、自分なりのやり方を見つけなければ、
本当の意味で身に付かないというところにあるのだろう。

答えを教えてくれなくても構わない。
先生は自分で選んだ。
学校とは違う。
先生が生徒に教えるんじゃない。
生徒が先生から学ぶんだ。

お世話になった方は色々なビジネスを立ち上げているだけあって、
頭がきれる方だ。

かつて日本で最先端のプリント技術を作り上げ、億単位の資金調達をし、叶姉妹を起用したテレビCMを打った。。。そんな時代のあった方だ。
現在は3Dプリンターを使って24時間で家を作るという前代未聞のプロジェクトを推進している。

カイトをインターンとして受け入れてくれただけでも奇跡だった。
振り落とされないように喰らい付いていかなければ。



インターン終了。

結局、大家さんを説得し、リノベーションまでは行った。
だけど、集客をして収益化させるまでには至らなかった。

お世話になった方は言った。

「経営者は常に結果を出すことが求められる。」

手厳しい..。
が、真理である。

こうして、運命を変えたラオスでの2週間のインターンシップが終了した。


・・・・・・・・・・


このインターンシップがどうカイトの運命を変えたかだって?

インターン期間中に、カイトは昔、したかったことを思い出し、
お世話になった方に言った。

「自分、やりたかったことを思い出しました!それは・・・。」

To be continued...
(第二章 死にかけたホテルを救え! に続く。)

P.S.
お世話になった方に言ったその一言がキッカケで、
まさかラオスに戻り、謀略あり、涙ありの波乱に満ちたラオスライフを送ることになるとはこの時のカイトは露知らず・・・。

P.S.2
写真がないのはこの物語まで。

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