学生インターン東南アジアでホテル経営#Ep.2 死にかけたホテルを救え!? 〜暗黒世界〜
異常に暗い。
ここに来て数日が経つ。
ハイシーズンだというのに客足が伸びる気配がない。
数日滞在してわかったことがある。
ここは暗い。清潔感が全くない。
フロント、廊下、客室、レストランではほとんど照明をつけない。もしくは、切れている。もしくは、照明自体がない。
建物の損傷はひどく壁や天井には穴が空いている。夜になると犬の遠吠え。1泊5ドルで暗い部屋には、良識の無い者、酒やドラッグに溺れる者、そんな輩が泊まりに来ることも少なくはない。
ゴミは溜まり続け、ハエやアリ、虫たちがたかる。
ゴミ箱周辺のみならず、厨房、客室も同様。
虫たちには大好評らしい。バグズライフ(笑)
スイッチは全てON。
まるで廃墟かお化け屋敷だ。
というかなぜブルーライトなのか、、、
暗いのは、建物だけではない。
スタッフの顔も暗い。
暗いところに人は寄り付かない。
このホテルは闇で覆われている。
生きるためには、光が必要だ。
だからまず、照明をつけることにした。
大分変わった。
勇者カイトは、いつものバカ元気でスタッフにも希望の光を灯す。トゥルル〜♪
彼らはなかなかノリがいい。(笑)
が、明るくなったら、次の問題が出てきた。
壁の黒ずみ、ホコリ、ゴミが目立つ。
汚いところにも人は寄り付かない。
と、明日からは、みっちり日本流”掃除”を伝授することにする。
毎日が冒険だ。
まるで、難易度の高いドラクエの世界にいるようだ。
今日は、ここいらでセーブして、また明日冒険の書を開くとする。
おやすみなさい。
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