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人形さんができるまで~ロボちゃん制作日誌まとめ~11.関節改良・完成編

※この記事は未購入で全文お読み頂けます。

こんにちは。バライタです。
では、先週の続きです。

アメブロ『義家族製造~作品制作記録~』にて、
2014年10月から作品制作日誌を付けておりました、
「ロボちゃん」の制作日誌をまとめていきます。
当時の写真と当時の文章に現在の目が肥えたであろう私の
まとめ・反省・ツッコミを入れていきます。
みなさんの隠れた物作り精神が刺激できれば幸いです。

※コメント頭に 2022年/ と付いているものは、
2022年の私が書き込んだものです。

あらすじ

目が入りました!
脚のトラブルを解☆決☆彡
関節の受けを作っていないという愚☆行☆彡

脚の修正完了!

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2015-01-12
ようやく関節さんからおっけーを頂きました。
バライタです。
昨日盛り付けて修正した関節ができました。

触っても簡単に曲がらず良い保持力です。
いや、普通の保持力か...

少し隙間が空いていますが、塗装することを考えると
このぐらいあっても良いかと思います。
ようやくまともになりましたね。
よかったぁ...
あとは塗装して乾かして組み立てるだけ!
ふーっ!

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関節修正後の部分塗装

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2015-01-13
本日はちょちょっと塗装しただけです。
バライタです。


昨日粘土を盛り付けた膝の受けを塗りました。
関節部分は常に負荷がかかるためもう少し
保護をしたいのですが、どうすべきかまだ方法は
見つかっていません。

塗装後、ジェッソで保護を考えましたが白色のため
折角塗装した部分が隠れてしまうので諦めました。

アンティークゴールドの絵の具は肌色のようにジェッソは
混ぜていません。
ジェッソは膜を作るので混ぜた方が強くなったのかな?
とも考えています。
なんにせよ、組み立てまでにもう少し考えます。

追記:アクリルの保護剤を発見しました。
後日紹介します。

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2022年/
『塗装後、ジェッソで保護を考えましたが白色のため
折角塗装した部分が隠れてしまうので諦めました。』

と書いていますが、当時はジェッソといえば白色で、
そのあと暫くしてから『クリアジェッソ』という透明の
ジェッソが出てきました。
クリアジェッソ、念のため在庫を確保していますが、
未だに効果的な使用方法を見い出せていません。
どうやら、コラージュ作品を作る際の、
素材を貼り付ける糊として使用することもあるそうです。

コラージュ作品作りたいと考えていますので、追々使うかもしれません。
(デジタルコラージュ作品は過去に何点か作ったことがあります)

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『アクリル絵の具保護しますニス』を塗る。

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2015-01-14
とりあえず、やるかどうかは置いといて、
まずは手元に揃えるようにしています。
バライタです。

昨日のブログでうだうだ言っていた、
アクリル絵の具の保護剤を買ってきました。
リキテックス パーマネントマットバーニッシュです。

普段ターナーのアクリルガッシュを使っていますが、
リキテックスだって使いますよ。
こちら、艶消し仕上げ用保護ニスです。
完全に乾いたアクリル絵の具の上に塗るそうです。
しかし、問題は磨耗に強いかどうかです。
関節には常に負荷がかかります。
たまにしかポーズは変えませんが、
それでもやはり負荷をかけたままポーズを変えますので、
強くしたい。
なので、強度実験と磨耗実験をしてみようかと思います。
常に面と面が強くくっ付くことを想定し、関節が擦れることを想定し、
とにかく色々な場面を想定して実験します。
なんか大事のように書いてますが、
要はニスをいじめちゃうぜ!ということです。
実験には何を使おうかなぁ~。
なんか、どきどきしますね!

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2015-01-14
あ、いえ。私はまだまだまともになれていません。
バライタです。
先日から修正中の人がようやく完成しました。
詳細は明かせませんが、
彼彼女はモデルとしてちょこちょこ登場するかも知れません...
すでにちょこちょこ登場していますが。
まず、修正箇所の現状です。

問題だった左膝の収まりは良くなりました。
原因は関節が前後に動いてしまうことでした。
塗装して厚みが出ることを考えて受けを
大きく削り過ぎたことが不味かったですね。
塗装前と塗装後では数字で言うなら随分違いますが、
感覚的にはそこまでの大きな違いではなかったにも関わらず、
感覚的に違いを大きく捉え、ゴリゴリ削り過ぎました。
気持ち、薄っすら削っておく。
ぐらいで良かったように思います。
今回は修正したことで、
収まり良く座ることができるようになりました。

ただ、微調整は必要ですが、
前回のように手で支える必要はありません。
しかし、膝を直しただけなのに何故座れるようになったのか...

イスにも座れそうです。

相当調整に気を使えばスタンドなしで立ちます。
次の人形はスタンドなしで、
調整なしでどっしり立つようにします。
当然の話ですが...
あと、頭部の蓋を木工用ボンドで閉じていましたが
これがまたいいですね!
取りたいときは綿棒に水を染み込ませて、
それを蓋の境目に押し当てながら
ゆっくり外せば綺麗に外れます。
これは他でも使えそうですね!
bays-z-03r完成

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2022年/
シレッと完成宣言していますね。
まとめている私がびっくりしちゃいました。
服なしで完成ですね。
このロボちゃんは、今でもちょいちょい外(主にベランダ)に
連れ出して撮影しています。
それだけ思入れ深い作品です。

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番外編パーマネントマットバーニッシュを試してみる。

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2015-01-15
いよいよ試しますよ~!
バライタです。

リキテックス パーマネントマットバーニッシュ
(艶消し仕上げ用保護剤)です。

今回、実験体になるのは「bays-z-02」の02番さんです。
久し振りですね。

使う部位は左膝。
状態を確認しやすい部位なのでここに決定。
では、塗っていきます。

見た目は乳白色ですが、塗ると透明になります。

塗ってみました。
透明ですので、わかりませんね。

最近作った乾かし台にて乾燥中。
アクリル系なのかな?乾燥がめちゃくちゃ速いです。
接続した状態で一週間ほど様子を見てみようと思います。

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組み上げて様子を見る。

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2015-01-16
本日からです。バライタです。
実験協力の人形を組み立てました。

左の膝に塗りました。
一週間後、待っててね!
この人は約一ヶ月ほど、今と同じ座り方をさせていましたが、
やはり足の関節がくっ付いてしまっていました。
がっつり!というわけではありませんが、
ペリペリ?ぐらいのくっつき具合でした。
一週間様子みて、良い感じであれば一ヶ月後ぐらいに
もう一度様子を見る予定でいます。
では、お待ちくだい...

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実験のその後…

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2015-01-27
おっ!一週間過ぎてるじゃん!
バライタです。
待っている人は待っている。
パーマネントマットバーニッシュ実験のお時間です。
結果は、くっついていませんでした。

左ひざ関節
やっぱり関節の受けを作っていない…。

受けにはなんの変化は見られませんでした。
関節球も同様でした。
いまからでも全部の人形に塗って保護したいぐらいです。
取り敢えず一週間は大丈夫でした。
なので、今日から一ヶ月さらに放置してみようと思います。
次回は2月27日ですね。忘れないようにしなきゃ...ボソッ

末っ子とツーショット。

末っ子が来ているのは、
ボークスの幼天使やポケットフェアリーのサイズの服です。
以外にぴったり。
こりゃ良いですね!

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2022年/
一週間後の結果の記事が前みたいに抜けていたらどうしようかと
思っていたが…、ありました!
2014年の自分、思いのほかちゃんとやっていた。
ただし、2014年2月27日には更新していませんでした。
しかも、この実験に参加してもらった人形さんはすでに
手元にはおりません…。あぁー!

実は、『球体関節人形 経刻変化』にも
『パーマネントマットバーニッシュ』を使っています。
『球体関節人形 経刻変化』は完成からもう6年ほど経ちますが、
圧迫し続けた関節は、今のところベタ付き等はありません。
が、色移りはあります。
ミョウなベタ付きがないので、『パーマネントマットバーニッシュ』は
アクリル絵の具に対してのフィニッシャーとしては良いと思います。

完成しました!

挑戦ばかりでしたがなんとか完成しました。
私にとっては実験的作品でした。
そして、この作品『ロボちゃん』は今デジタルで原型を作ろうとしている
作品のアイディアの元になった作品でもあります。

さて、次はどの作品をまとめましょうかねぇ~。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました!

※ご購入後に読める範囲にはちょっとしたご挨拶と近況を書きました。
※ご購入頂かなくても全文しっかり読めます。
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