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言いなりの過去に思うこと。

いきなりですが質問です。
親と、どんな関係を築いていますか?
今日は、ディープな話になってしまったかもしれません。

私はいわゆる良い家庭に育ちました。
親は仲良く兄はエリート、私も幼い頃から劇団に入れてもらい特に不自由することなく、むしろ裕福に生活してきました。

ただし親に言われる事はいつも守らないと叱られてきました。
言う通りにしていなければ小言をずっと言われたり、お友達と比べられたり、大人になって恋人ができた時一番に聞かれるのは職業だったり。
とにかく褒められた記憶、認められた記憶が全く思い出せないんです。

すごくひどい扱いをされたような書き方ですが、もちろんそうではなく、違う価値観の中で生きてきた人というだけなので仕方のないことです。
私の幸せを期待して言ってることですしね。

が、考えの合わない人と毎日顔を合わせなければいけないのは辛いことでした。

逃げる発想なんてなかったし、自分が頑張れば済むので、若い脳みそにはこう刷り込まれていく。

「どうせ言っても意味がない。
”普通”にならなきゃ認めてくれない。
不自由なく育ててくれた親のために、
演劇をさせてくれた親のために、
感謝して頑張り続けないといけない。」

しかも、私は非常に真面目です。
家出もせず反抗期もなく、
「普通に就職して普通に結婚して普通に幸せになってほしい」という親の願いをすべて叶えようと努力してきましたから。

しかし、とりあえず無理矢理「新卒」になるため就職した最初の仕事は、半年で辞めてしまいました。

そこからも劇団にお世話になりながら、運良く今のおもしろ講座の社員に拾ってもらいましたが、これはラッキーで見つけた仕事で。
親に言われた通り、お給料とか安定の企業とか時間通りの正社員とかに絞っていたら、
絶対に見つからない仕事だった。

これが自分の直感を信じて、初めて自分を褒められた出来事かもしれない。


私の夢の1つに、若い人達に好きなものを見つけてもらう活動をしたいというものがあります。

仕事って意外と何でもあるし、お金をいただく方法も、思っているより世の中には多い。
また大人になると、何かをやり続けることを目標にする人もたくさんいる位、継続することは根気と勇気がいること。
だから、誰の言うことを聞かずとも楽しいと思う「それ」を、大切にしてやり続けたらいい。

生きていくために必要なものは必ずなんとかなる。
愛する人や仲間と一緒に頑張ることもできる。その相手すらも、自分で決めて、道も拓くことができる。

当たり前のことかもしれないし、小さなことかもしれないけれど、悩める人がいるならば自分の経験からこういったことを伝えたいです。

若い頃の私は、本当に本当に馬鹿だった。
もちろん新卒での仕事を辞めたこととか、
親が悪いとか言いたいわけではなく、
そこに私の意思がないまま、言う通りにしておけばいいんだと思っていた私が、とてつもなく馬鹿だった。

自分で選んで決めていくことは、勇気がいります。
でも納得がいく方に進みたいなら、正直に。
自立できてる、できてないは関係ないです。
大人も子どもも、関係ないです。

先日久しぶりに実家に帰って近況を聞かれたので今始めようとしていることの話をしたら、
「あんたの考えてることはわからん。
それよりお皿洗って」と言われたので、
まだまだこの道程は前途多難ですね…!

あと、皆さん知ってると思うけど、夢を言う人は選ぶんだよ…!
無駄に落ち込むのはもったいないからね、よろしく…!!

#両親
#演劇
#夢

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