ピル飲んでみた日記①　〜初日から7日目まで〜

ピルを飲むとどうなるのか、身体にどんな変化があるのか、仕事や勉強に支障が出ないか、気になってる人って多いと思う。

でも、ネット上には流れを追った記事なんてなく、検索しても「副作用がきつくてやめました」「吐き気で仕事にならなかった」のようなネガティブな意見しか出てこなかった。

ので。

なければ書けばいいじゃない。と思った。

情報過多で何を信じたらいいのか分からない今、他の誰かの役に立ったなら嬉しい。

自己紹介

私：肉バル子、アラサー、女性、デスクワーク。
今まで一度もピル飲んだことがない。
医師の心無い言葉、嘲笑、内診の痛み、何をされているか分からないけど生理的な恐怖や嫌悪感でパニックを起こしたことがあり、それ以来「子宮頸がん検診するくらいなら腫瘍マーカー受ける！」と言い張るレベルで婦人科の一切が苦手。

元々私の生理痛はかなり酷くて、運良く土日にかぶろうもんなら丸一日寝ているし、基本的に1-2日目はロキソニンの効果が切れる or DIR。
三十路になってから徐々に生理痛はマシになったものの、それでも痛いものは痛い。時には人の話が聞けないレベルで子宮に釘を打ち込まれるような痛みが襲ってくるし、やたら眠い、腰が重い、立ちくらみがする...となかなかにグロッキーである。
ほら、ココイチの10辛が7辛になったって、辛いもんは辛いでしょ。

ピルの存在、というかピルにまつわる誤解や本当の話は婦人科の先生の講演で知った。
質問コーナーで「大人げないと思われるかもしれないけど、内診されたくないから行けない...」と正直に話したところ、「少なくとも、うちはピル処方でムダな内診はしない。患者さんの意思を優先できない病院なら行かないほうがいいよ」と言われた。

それでもやっぱり、診察されなければ内診があるかないかなんて分からないし、そうやって医者を選べないのはハードルが高いため、コロナのおかげで（？）オンライン診察で初ピル処方を受ける。

ピルはラベルフィーユ28（偽薬ありのタイプ）。

1日目

生理初日の就寝前、ついにきた！とウキウキで飲んだ。

私のあるあるなPMS症状は次の通りで、私はだいたい生理初日〜2日目くらいまで引きずることが多い。

・お腹が空いて仕方ない時のような、みぞおちの気持ち悪さ。悪心や吐き気に近いかも。
・何も食べていないのにげっぷが出る、便秘
・ズキズキする軽い頭痛（薬は必要ないレベル）
・油っぽいものが食べたくなる
・ジャンクフードやお菓子のどか食い
・過去のことを思い出してイライラ
・過去のことを思い出して泣く
・些細なことで「もう！」と怒りたくなる

飲んだ直後30分くらいしてベッドへ。

副作用は頭痛や胸の張り、吐き気などがあるらしい。かかってこいや。

なんとなく、軽〜〜〜〜い頭痛を感じる。

が、私はもともと揺さぶられたり、急にバタンと寝転んだり、ガバっと起き上がったり、ゴロンゴロン激しく転がれば頭痛がする人間なので、副作用かどうかは不明なレベル。

それよりも生理痛が普通に痛い。

そりゃピルは鎮痛剤じゃないもんね、即効性とかないしね、うん...と思いつつ普通に痛い。

でもなんとなくそんなに薬飲んじゃいけない気がして、生理痛は我慢して就寝してみた。

2日目

朝6時、生理痛で飛び起きる。

ピルを飲んでいる最中の痛み止めはロキソニンが一番相性がいい、と書いてあったので、大急ぎでロキソニンを飲み、トイレで鮮血タイム。

意味ないのは分かってるんだけど、生理痛でトイレに籠もるときって、ついお腹に力を入れて子宮が絞られるような痛みを付加しつつ、鮮血を無理やりポタポタさせながら「勘弁してくれ〜〜〜早く出て〜〜〜〜〜〜」って祈ってしまう。我ながらマゾい。

30分ほどして痛みが落ち着いてきたので寝直す。遅刻しかけつつも勤務。

生理あるある、貧血の立ちくらみが鬱陶しい...。

相変わらず生理痛もあるけど、なんだか少しいつもより痛みが控えめな気がする。
女性ホルモンを追加で与えていると、子宮のズキズキする感じが抑えられる？

腹部のずーんとする重さはあるものの、痛いかと言われると平気で、結局この日はロキソニンは使わなくて済んだ。

副作用？すっかり忘れてた。
そういえば何ともない、驚くほどに、無。

頭痛、吐き気はすっかりおさまっていて、やっぱピルの副作用じゃなくPMSの名残だったんだな、と実感する。

3,4日目

実はここらへんから、特別にピルの影響と思えるようなことも、生理の不快感そのものも少なくなってきてます。

股からドロッ...のあの感触で、思わず彼の前で「ウッ...」と言ってしまう。

彼は物分りが良いというか、月経やPMSには理解のあるタイプなので、「生理痛？大丈夫？」と聞いてくれた。

生理痛のことは「冷や汗がだらだら出てきて、お腹の中の悪い物を出したいのになかなか出なくてトイレでうずくまってる時の腹痛に近い」と説明したけど、「血がブワッと出てきて気持ち悪い」という感覚だけはどうも説明できないし、言ってもイメージできないらしい。

そりゃそうよね、何らかの粘液が予期せぬタイミングで出てくるとか無いもんね...。

この日の経血量はだいぶ落ち着いてきて、やっぱりなんとなくいつもの生理より軽いような気がする。気がするだけかもしれんけど。
で、幸いなことに、相変わらず副作用と思しき感覚も無し。

よく調べてみると、ラベルフィーユってそもそも副作用が出にくいピルらしい。

翌日出張なのでしっかり薬をかばんに入れて出発。

5日目

久しぶりの本社出張。二日酔いと脱水でめっちゃ気持ち悪い（おばか）

股の気持ち悪さはほぼ忘れるレベルになり、楽しく社員と交流。

慌ただしく時間も過ぎて、帰りの電車に飛び乗ったあと気付く。

あ、今日も副作用なかった。

てか、まだ生理だっけ、そういえば。

普段の生理4日目も身体が元に戻ってる感覚というか、腹部の違和感が薄れていく感覚はあったけどね。

ここらへんから言及することがなくなる、というか出張疲れでピルの影響がどうとか気にしなくなる。

右足がむくんでるのが気になるけど、明らかに出張で歩き回ったせいだし、仮に血栓症とか気にするなら痺れたりするはずなので、これもスルー。

6日目

「あ〜出張疲れたなぁ」以上！って感じ。

強いて言うなら、なんとなく胸に重量を感じる。
なんていうんだろう、生理前の胸が張ってくる感じ。
でもそこまで「うわっ！痛い！胸が張ってる！痛い！」とかじゃなく、この日はなんか乳がパツパツだなあ、生理前のあれっぽいなあ。くらい。

逆に言えば、ピルは「目立たないけど役に立ってる」のかも。

明日は別の病院だ〜やだな〜病院嫌いだよ〜。

7日目

かかりつけの病院へ。

ピルを飲み始めたので採血時についでに色々調べてほしいといったところ、快くOK。

飲むピルが茶色から白色の錠剤に変わった。

ホルモン量（レボノルゲストレルという名前の黄体ホルモン）が白色から増えるらしいけど、増えたからってイライラするとか、気分悪いとかも特に無し。

生理前に増える黄体ホルモンがイライラやPMSの元なのに、そんなの身体に増やして大丈夫なの？逆にイライラしない？と思ってたのでちょっと拍子抜け。

いやあ、猛烈に眠い。。。。けど、これは早起きして病院行ったからだよねー。

やっぱり胸は張ってる。これはおそらくピルの影響だね。
私はブラジャーのカップサイズが1つ上がるレベルで胸の張りが出るので、自分の乳の谷間にちょっと嬉しくなる。

ちなみに私が飲んでいるラベルフィーユは３相性と呼ばれるカテゴリのピルで、仮に副作用が出たとしても1週間で落ち着くそうなので、このまま副作用ゼロで飲み続けられそうです。

次回は？

②に続く！