子どもに電子機器なしで退屈を紛らわせる力を身に付けさせよう
『デジタルおしゃぶりを外せない子どもたち』著者講演会
6月15日に『デジタルおしゃぶりを外せない子どもたち』の著者講演会が行われました。Peatixで42名の方にお申し込みをいただき、大盛況でした。
観られなかった方もいらっしゃると思いますので、少しだけ、講演のハイライト部分を紹介させていただきたいと思います。
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親も自分のやりたいこと、しなくてはならないことをしていい
児童心理士であるウッラ・デュアルーヴさんは、子どもとずっと遊んであげなくてはならないと感じている親が多いと言います。家庭内に自分の居場所がない、母親または父親でいることしか許されない、自分自身のやりたいことは我慢しなくてはならないと感じている親も。
ウッラさんは、親が編みものや読書などやりたいをしてよいと考えています。子どもに親も一個の人間であること、親がやりたいこと、必要なことをするのを子どもも尊重するべきと教える必要があると。
ただ親がやりたいことが、タブレットや携帯などデジタル機器を長時間見ることである場合、子どもの成長の妨げになる恐れがあります。
大人との関わりは子どもの成長にとても重要
子どもは大人と関わることでも成長していきます。驚いたり、喜んだり、悲しんだりする大人の表情を観察することで、物事の因果関係やまわりの世界について理解します。
電子機器をしている時の親は無表情に見える
電子機器をしている時の親は無表情、子どもは危険なのか安全なのか判断がつかず不安になります。また電子機器をしている時は、編みものや読書をしている時に比べて、電子機器に没頭してしまい、周囲に意識がなかなか向かなくなることが分かっています(理由は研究でも解明されていません)。電子機器を長時間親が使っていると子どもが何か訴えていたり、子どもに危険が迫ってきていても気付きにくくなります。
電子機器なしで退屈を紛らわせるレッスン
子どもを1人にさせてはいけない、退屈させてはいけないと感じる親は、自分がやりたいこと、しなくてはならないことをしている間に、子どもに電子機器を与えてしまいがちです。 本の中で、子どもに電子機器なしで退屈を紛らわせる力を身に付けさせるレッスンについて、アイディアが紹介されています。
(続く)
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