神社の雨漏り修理。無事にできるか?
4,000文字を超えております。令和6年5月18日、6月6日、7月1日の神社の雨漏り修理に関する投稿の続報です。
自分は総代会会計役員として、雨漏り修理に至るまでの経緯説明についての不手際に、非常に責任を感じています。
6月29日に総代会役員が集まり、建築業者からの雨漏り修理作業についての見積りと工事内容の説明を聞きました。その時の説明、質疑応答については、自分が個人的に録音しております。雨漏り修理に反対意見が出た場合には、集会所に期日を決めて氏子さんが集まってくれたら、建設会社が説明するという言質は頂いております。
業者からの見積りは2種類。
雨漏りしている箇所のみの修理額210万円と、防水シートを屋根に敷き詰めた上で、瓦全てを新調する見積り金額が400万円という内容でした。
但し、210万円の工程で、他にも重大な瑕疵があった場合、改めてその分の見積りが出て、その費用として100万円位上乗せになる事もあるとの説明がありました。
総代会役員には、自分が令和5年5月に会計役員となって以降の報告のため、現在の貯金額と、今年度の収支金額を去年度を参考にした予測額を資料として配布しました。(各町内会に配布するために作成したした令和5年度の会計報告書は、自宅で20部コピーして、会長に渡したにも関わらず、2ヵ月以上経っている今も回覧されておりません。その事から、既に自分は総代会の運営自体に不信感がありました)。
これからの氏子数減少を踏まえて、雨漏り修理のみを行うという事になりました。
この時に全ての氏子さんのご意見を伺わず、役員が修理を決めた事に対する反対の声が出ています。
自分自身も5月18日の投稿で、雨漏り修理は氏子さんのご意見をきいてから決めるべきと述べております。
昨日までに、ご近所の方から、雨漏り修理の事について、厳しいご意見を直接頂いて、今改めて、氏子さんへの説明会を行わなかった事を、非常に後悔しております。
6月29日の役員会から2日後の7月1日に、山神様の神事がありました。
当地区では、1年を半分に区切り、半年で、地区毎に当家さんが交代しています。
7月1日は、1月1日から6月30日までの当家さんから、7月1日から12月31日までの当家さんとが集まり交代となります。
去年もそうでしたが、7月1日は、当家さんの引き継ぎというより、高齢者中心の限界集落では、神職が来るまでに清掃と神事の準備に追われます。
画像は7月1日撮影です。
本殿の階段に敷く毛氈も濡れていました。山神様は、過去に合祀された神様で、本殿とは別のため、毛氈を敷く事はなかったのですが、神事終了後、これ以上雨水に濡れない場所、幟や雨漏りした事からカビが生えてしまった幕を仕舞ってある木箱の上に置く事にしました。
雨漏り修理が必要な事を目で見て確認されたのは、総代会役員以外では、当日来てくださった当家さん数名だけだったと思います。
しかし、この後の急展開に自分は驚愕しております。
7月7日に、先代会計役員でもあり、自分と同じ地区にご自宅がある現顧問役員さんが、7月5日の日付の回覧板を持参されました。ポストに入っていたそうです。
内容をおおまかに言えば、神社の雨漏りが酷くなり、修理が必要。
費用は200万円。
工事は7月17日から31日。
◯◯建設が行います。
尚、現在わかっている雨漏り以外の瑕疵がある場合は別途見積りとなります。
質問がある方は、◯◯ー◯◯◯◯まで。(総代会会長の名前と電話番号)
資料として、役員会で配布された建設会社の見積り説明時に渡された、本殿の写真画像がついていました。
「え?これ何?」というのが、役員2名の率直な反応でした。あと10日で修理工事が開始するのに、役員2人さえ知らなかったんです。
雨漏りは、本殿内で雨水が溜まる程酷い有様です。が、これだけの回覧板の説明で工事が始まる日まで残り10日とは?
日にちが無いため、自分が次に回覧板を持参したお向かいさんのお宅で、まず反対されました。雨漏り修理する必要無し。。です。
お向かいさんは、高齢者夫妻なので、認印を頂き、次のお宅には自分が届けに行きました。そのお宅では、更に痛烈な反応がありました。
以下その主旨です。
ほとんどの氏子が参拝していない神社の雨漏り修理をする必要があるのか。
雨漏りが、見積り費用の200万円などで、直るとは思えない。近隣の神社が雨漏り修理した時は1,000万円かかった。その費用を工面するために、氏子に高額の寄付を募った事を知らなかったのか!
本殿の雨漏り修理をするお金を、参拝しやすい平地に、神事を行う建物を作る方が有用ではないか!
平地に建てる案について、自分が総代会役員をしていた時に提案している!それをおまはんは知らんかったわな?(共通語に訳せば、それをあなたは知らなかったんだろう?)
今回、氏子全員に雨漏り修理について説明しないまま、役員だけで決定したのか?
その役員の名前を言え!
かなり凹みました。普段は温厚で、世話好きな方です。高齢になられても、できるなら役員活動をお願いしたいと尊敬している方です。
5日程経ち、自分の地区内容の最小単位の班での回覧が終わり、自分の家に戻って来ました。
通常の回覧板は、順番に名前が書かれた上に、読んだ事を表す認印を押し最後は班長さん宅で回収するのが当地区のルールです。
今回の戻って来た回覧板は、自分が最初に見た時とは違う物でした。それには、認印を押す位置に横線が入っていて、上が賛成、下が反対と書かれています。各家で認印を上下どちらかに押し、意思表示できる事になっていました。最後に戻って来た総代会役員の自分の次に、班長でなく、班の上部組織の地区長さんのお名前が書かれていました。
すぐに地区長さんのお宅に届けて来ました。しかし地区長さんも、ほとんどの人が反対に認印を押してある回覧板を見て悩んでいます。中には、反対の認印を押すだけでなく、その理由を書いておられる方もありました。
工事は18日木曜日に開始です。自分の班で反対意見多数だからと、今から中止にできるんでしょうか?それだと反対意見として、軒数的に氏子数の1割に満たず少数派です。
自分の属している他の班では、どのように回覧板が回ったのか不明です😓。地区長さんは、この時点で回収した回覧板に、自分の班のように賛成反対の意思表示されていた物はなかったと仰っていました。
反対なら、用紙に記載されている総代会会長の電話に掛けて、直接意見を言えば良かったのでは?自分は各班全てを回収したら、地区長として、反対意見が出た班があると報告するとの事でした。
4地区で構成されている各地区の氏子さん達は、回覧板を見て反対意見が多いように聞いています😓。あくまでも噂話ではあります。
しかし、現在も氏子数最多の地区から総代会役員は決まっておりません。
という事は、以前も言及していますが、総代会自体が氏子総代とは言えず、機能不全だったのでは?
それに関して、今回の件で、不思議に思っている事があります。100万円を超える高額の工事です。建設会社と契約書を交わしている筈です。
神社の総代会の印鑑は、会計役員の自分が保管しています。前任会計役員から引き継いだ時に、総代会発行の領収書に押す為に預かりました。
それとは別の総代会の印鑑があるんでしょうか?
自分が預かった印鑑は総代会の会計役員として、契約事にも使うのだと思い大切に保管していました。その思い込みで、工事の契約はできていないと考えておりました。
自分はオイルショック時に小学生位。同年代での日本人的な信仰心だと思います。
「神様を信じる」「神様に祈る」という神様は、八百万の神です。自然現象に対して畏れ敬う気持ちは基本にあります。
受験などの神頼みはしましたが、学問の神様を祀る神社に行きました。試験を突破するのは、本人の実力だと思っています。神社に行くのは、努力した上での後押し、気持ちだけのものと本心では思っています。
だから役員になるまで、雨漏りを放置して来た近所の神社にお参りをした事はありません。こういう考え方をするのは昭和40年前後生まれからだと思っておりました。
それ以前生まれの方から、今回の雨漏り修理をキッカケとして、「神社必要無し」とまで言われるとは思っていませんでした。いても少数派だとばかり。。。
自分が、以前神社を隣の地区に合祀したら雨漏り修理しなくて良いと発言しています。ひどくお叱りを受けました。
氏子さん達から、本心で神社が必要無いと思うのか、苦渋の決断なのか、ハッキリと意見を述べる時間が必要だったんです。
自分は、役員を引き受けて1年程の間、神事に来てくださる方と接する事が多かったので、石段を上がるのが辛いなどと苦情を言いつつも、高齢の方は、神様を大切に思っている、雨漏りが酷くなったら修理に賛成してくれると、勝手に誤解していたんでしょう。
また今日も雨です。工事開始前日に、合祀された弁天様の神事があります。7月1日の神事以降も雨は降っています。本殿内が水浸しになっていなければ良いのですが、確認に行く気力がありません。
車を停める場所もなく、徒歩で行けば、自分が総代会役員である事を知っている方から質問責めに合いそうです😓。回覧板に電話番号を書いてある、総代会会長に反対意見を言えた方はいたんでしょうか?
自分は当地区総代会役員の新参者、最年少で言いやすかったから、ご近所から苦言を頂いただけなんでしょうか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
何か良いお知恵があれば、ぜひコメントをお願い致します。
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