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コラム Vol.2 カシャッサというお酒

カシャッサ=ブラジル
カシャッサは日本ではあまりなじみのないお酒だが、ブラジルでは国民酒として愛されている。世界では焼酎、ウォッカに次いで三番目に消費量が多く、登録されているブランドは4000以上を数える。またクラフトブームの流れも受けており、カシャッサはカクテルベースとしてだけでなく、その独特な風味が楽しまれることも増え、世界的に注目が高まってきている。


カシャッサのバックグラウド
カシャッサとブラジルの歴史は切っても切り離せない。最初にカシャッサが飲まれたのは16世紀こと。元々は奴隷の活力として摂取されていた。後にオランダ人が高品質の蒸留器を持ち込み、品質が向上。18世紀にはミナス・ジェライス州でゴールドラッシュが起こり、人口が倍増し、カシャッサの国内マーケットが形成される。そのミナスではチラデンチスという騎兵隊の将校が独立運動を起こし「独立の乾杯はポルトガルのワインではなく我々のカシャッサだ」というスローガンを打ち出した。その言葉が国民の心を掴みカシャッサは一般大衆へと広がる。その他、様々な出来事がカシャッサと結びついてきた。カシャッサは誕生してから約500年間、ブラジルの歴史と共に進化し続け、国民に親しまれるお酒となった。


カシャッサの造り方

カシャッサはサトウキビの搾り汁を発酵・蒸留して造られる。この造り方はラムのアグリコールというタイプに類似している。カシャッサの製法で最もユニークなのが樽熟成だ。使用される樽の種類は40種類以上もあり、木の特性ごとに異なる味わいが生まれ、カシャッサの風味にバリエーションを与えている。

カシャッサの熟成樽

BAR Julep カクテル紹介 2
カイピリーニャ -Caipirinha-

カイピリーニャはライムと砂糖を使うブラジルの国民的カクテル。当店ではスタンダードからフルーツカイピリーニャ、アレンジスタイルと多数のカイピリーニャを提供してます。


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