7/23 K's Cinemaで「ウィッカーマン」観た

あらすじ

去年ミッドサマーが話題になった時にたまたまこの映画を見つけた。
こちらもミッドサマー同様に独特の民間伝承の宗教を持つ離島が舞台。
こちらの映画では主人公はスコットランド警察の巡査部長(字幕では警部になってたけどSergeantなら巡査部長では？)のハウイーの個人宅にローワンモリソンという少女が行方不明なので調査をしてくれた依頼が来た。彼は飛行艇に乗ってその島に来た(巡査部長にそんな権限あるのかな？上に報告せずに来たのかな？)

来て早々島民にローワンモリソンを知らないかと尋ねるが口々に知らないと答える。お菓子屋(少女の親)に尋ねてもバーで尋ねても、学校で同級生に聞いても皆知らないと答える。この島は何かおかしい。スコットランド内なのに皆キリスト教徒らしからぬ行動をする。キリスト教徒は性表現に厳格だが彼らはあけっぴろげに性的な歌を歌い、外で乱交している。子供たちはどうどうと男根がシンボルの踊りをする。少女たちは裸で焚火を飛び越えるという儀式を行う。

キリスト教徒のハウイーにとっては彼らの行動は信じられないものだ。少女のことも気がかりだが島の人間も非協力的で不可解である。1日目も2日目も手掛かりはつかめずいったん飛行艇で本土に返って応援を呼ぶことにした。しかしエンジンがかからず自分１人で調査することにした。

島では祭りの準備をしていてそこで豊作のための生贄を用意するらしい。ハウイーがそれがローワンではないかと推測する。仮装を着て祭りに潜入した。
祭りも進んでいき、ついに生贄をささげる段階になる。そこでローワンが現れた。急いで彼女と逃げるハウイー。しかし様子が変だ。
ローワンが島民のところへ行って仲良さげに話す。はめられた。

ハウイーは罠にかけられていた。そして本当の生贄とはハウイー自身のことであることが知らされる。

見どころ

最近(2022/07/23)カルト宗教についてのニュースがよく報道されている。カルト宗教の教義を見てもどれも意味不明で理解しがたいものばかりだ。しかし、それをさも当たり前とばかりに受け入れて生活している人がいる。
ミッドサマーもそうだが自分と全く価値観が違う人間との触れ合いを不気味に書いている。言葉が通じるが話が通じない。これはとても奇妙だ。

Think what you are doing(自分がやっていることについて考えてみろ)

ハウイーがとうとう生贄にされるときに島民に対して言った言葉だ。
世の中にはいろんな宗教、教義がある。信仰は自由だ。
だが彼らがやっていることを客観的に見たらどうなるのか？
信者はこの問いかけを無視するだろうし気にもしないだろう。だが信者でもない自分たちはこの問いかけを無視してはいけない。

気になった点

スコットランドアクセントがちょいちょいあった

まあ主人公がスコットランド警察何で当たり前だけど。
fake が fickに聞こえた。
調べてみるとやっぱりスコットランド訛りだった

Similar to most Scottish vowel sounds, this one also narrows in the mouth and becomes more like a diphthong. This makes it so the word lazy becomes leazy and the word made becomes mead. Don’t confuse this with a Geordie or Northern UK accent though, in which this sound is far more distinct. In Scottish it is subtle. An example sentence:
“Pastry cases taste great.” becomes: “Pearstry cearses tearst greart.”

島民はどうやってハウイーのことを知った?

これがほんと分からない。
本土まで行ってどんな人が生贄にふさわしいか調査したのかな？
(やったとしたら何人か本土に船か何かで来て町中を調査した？
そんな暇があるなら不作を解決してもらう教授なり農家なりに来てもらったほうが良いと思う)

ハウイーは何故１人で来た？

巡査部長と言うよ現場指揮官クラスがからそこそこ偉いと思うけど１人で調査する権限ってあるのか？上司と相談しなかったのか？個人宅に調査の依頼が来たとしても私立探偵じゃないしまずは上に相談することになると思うけど。それとも相談した結果上司が離島だから１人で行ってもいいよって許可したのか？(揚げ足取りみたいになっちゃったな)

カルトって怖い

ほんと話が通じない人間は怖い。言葉が通じるだけに全く理解できない言い分に対して恐怖が湧いてくる。カルト対策は、
・近寄らないこと
・武器を持つこと
だと思う。

連中はこちらの言い分に絶対耳を貸さないし説得は無駄。だったら最初から近づいてはダメ。猛獣と同じ。

近寄ってきたら武器でも何でも持って追い払わないといけない。ハウイーも銃を持ってたら殺されることはなかったろう。