音楽の話。

 自分が触れてきた音楽の話がしたいなと思った次第です。
 思えば僕は音楽好きの両親のもとに育ったし、割といろんなところでずっと音が流れていた家庭だったなと思う。
 同じ車を運転していても父が運転するときはcomplexや布袋寅泰のソロ、サザンや相川七瀬などが流れており、母が運転するときは決まってマイケル・ジャクソンかQueenが流れていた。
 今思えば高校の頃にバンドにハマり、20歳を超えてからブラックミュージックを中心とした邦楽洋楽にのめり込んだきっかけは両親の影響が多大にあるなとつくづく思う。
 なんならいまだに母と最近見つけたアーティストの話を半年に一回長電話する。

 そんな自分に音楽的な自我が生まれ始めたのは2005年頃のオレンジレンジにドはまりしたあたりからだろう。以心伝心が大流行りし、musiQが発売されたあの頃である。小学校高学年あたりか。
 当時は家業が倒産し、家庭の財布が危機状態であったため、音楽を聴けるものがラジカセくらいしかなく、家の押し入れにあったカセットテープで聞くタイプのウォークマンを持ち運んで聞いていたくらいである。ipodで周りがデータで音楽を持ち運んでいた時代にCDもMDも持ち運ばずにカセットテープである。もうちょいなんかあったでしょ当時の僕。

 しかしこの問題は高校生になりケータイを持ち出したことで解決する。LISMOである。…懐かしw
 この頃は日本、海外に限らずいろんなバンドを聴いていた。日本でいえばthe bawdies、White ash、サカナクション、10-feet、マキシマムザホルモン等々、洋楽で言えばレッチリやSUM41、RATM、などのパンク系であろうか。ラグビー部だったので激しめの曲が多かったのは覚えている。

 大学でも1年まではこんな感じの好みだったのだが、たまたま見かけた星野源に今までの音楽の好みを一新されてしまった。忘れもしない「crazy crazy」との出会いである。ギターを使わない構成。ハマオカモト、ピエール中野というバンド好きにはたまらない構成。音数が少ないからこそわかる各々の演奏のレベル。そして復帰して一発目にして今までのスタイルをぶち破るような星野源の突き上げるような歌声。全てが心に刺さった。
 その直後にエッセイも購入しその日のうちに読み切ってしまった。読みやすい上に刺さる言葉の多さと壮絶な闘病生活を描いた素晴らしい本だった。

 そのあとはみなさんご存じの通り「SUN」で紅白歌合戦に出演し、「恋」での大ブレイク。応援しているアーティストが一気にスター街道を駆け上がっていく姿をリアルタイムで見れたのは正直とてもうれしい体験だった。
 同時にブルーノマーズやダフトパンクにハマり、日常を共にする音たちの面々はガラッと変わった。もちろんバンドサウンドも聞くのだが、今聞く音楽たちはほぼ星野源の影響下にあるといってもいいだろう。そのくらい個人的は影響を受けた。

 最後に今よく聞いている音楽たちをナインナップして終わろうと思う。
星野源、the weeknd、デュアリパ、ダフトパンク、the1975、SIRUP、Vaundy、マハラージャン
この辺りであろうか。また何か機会があれば何かしら深掘りしたいなと思う。
今日はこの辺りにしときますね。

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