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痛快なおばあさん

おばあさんは明治生まれの69歳、長男家族と同居。

孫の婿養子、娘婿の不倫、軍人である次男の安否、劇団員であるフラフラした三男の行く末の心配等の身内の連続劇のよう。

昭和の初頭、家族の抱える様々な問題や出来事をビシッとそしてユーモラスに解決していく。

文中におばあさんが「戦争はいつも不意に始まった。」と、今もおんなじではなかろうか?
いつもアンテナをはって世界情勢にも目を配るし、時代が変化していくことに対しても柔軟に対応していく。

こんなシャキッとしたおばあさんになりたいもんだが。。。
夫の23回忌を終えて、三男の結婚を見届けてホッとしたのか生涯の最後が呆気なくきたのが残念。

面白い小説でした!




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