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就活のために行う自己分析ってなんなん?

TOKIOの『宙船』という歌に「お前が消えて喜ぶ者にお前のオールを任せるな」って歌詞がある。

長瀬智也さんが歌うあの歌が俺は凄く好きだ。

MBTIなどを筆頭に最近は自己分析というものがひとつの流行りのように感じる。

一昔前は『A型自分の説明書』などの本に代表される血液型による自己分析。取り扱い説明書的なものが流行った。

自分の性格を分かりやすく言語化されている文章に出会うと、新たな自分を発見できた気がするし、それを気持ちいいと感じる人がいたってなんら不思議ではない。

でも俺は思うんだ。

「自己分析ってものはさ、そんなものに出会う前から自分で勝手に行なっているものじゃねえの?」って。

俺は周りの同級生が就活のために「自己分析!自己分析!」って言っているのを見て「そんなものは別に就活にためにやるんじゃなくて常日頃から行なっているもんだろ!」って思ったんだけど、どうやら大半の人はそうじゃなかった。

「今更??ええ??」って思ったよ正直。自分に合った企業を選ぶ為の自己分析ってなんなん?「自分はどうやったら幸せになれるのか?」その為に自己分析を行わないから、就職したところでまた病んでんだろって思ったよ正直。

キツい言い方かもしれないけどこれが俺の本音。

選ばされてるだけじゃん。

目の前ある企業の中から、どれが1番自分に合っているのか選ばされてるだけじゃん。

でも自分ではそれを自分で選び、自分で勝ち取ったと思っている。世界はもっと広いのに。選択肢はもっとあるのに。

望んだ仕事に就いたからって幸せな人生が確約されるわけじゃない。発想を変えるんだよ。自分の幸せな人生のために仕事をどう利用するかって考えるんだよ。

多数派の意見じゃないのは分かっているけど俺はそう考えていたよ。俺の人生は俺が幸せにしてやるって。それは仕事じゃない。仕事が人生を幸せにするわけじゃない。どこまでいっても自分なんだよ。自分以外の何かにそう簡単に自分の人生を任せるなよ。俺はマジでそう思うよ。

「人生は仕事」みたいな言葉が俺は嫌いだ。それは自分自身の手で人生を豊かにする事から降りた人間の言い訳の様に感じるからだ。俺は自分自身の手で人生を彩る事を諦めたくない。そこに挑み続けたい。

人生は選択の連続で、多くの人は良い選択を下そうとしている。それは間違いじゃない。

でも、その選択を下す自分自身を高めていけば選んだ選択肢を正解にできるんだよ。

何を選ぶかじゃない。誰が選ぶか。
じゃあその誰かに自分がなってしまえばいい。

どんな事を仕事にしたって、どんな決断をしたって「自分がどうやれば幸せになれるのか?」その問いに挑み続けていれば、いずれその「誰か」になってる。

「その船を漕いでゆけ。お前の手で漕いでゆけ。お前が消えて喜ぶ者にお前のオールを任せるな〜」

長瀬智也もそう言っている。
TOKIOの宙船って本当にいい歌だな。

俺は自分の手でオールを漕いでいく。

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