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HSPの僕の目に映る世界 #1

「どう生きればいいか、誰か教えてくれたら楽なのに」ふと、呟いてみる。
「なんて他力本願で、信念のない奴だろう」辛辣なもう一人の僕が言う。
「でもそうだよね、人生にも地図があったらいいのにね」優しいもう一人の僕が言う。
他の多くの人にとって取るに足らないことが、僕には取るに足りすぎる。
他の多くの人にとっては何ともないことに、僕は1週間悩む。
なんでこんなに生き辛いんだろう。もっと楽に生きれたらいいのに。毎朝希望に満ち溢れてベッドを出られたらいいのに。この23年間、感受性に振り回されまくっている。感受性が豊かといえば聞こえはいいが、そんな楽観的な話じゃない。実際は、すべてのものに過剰に反応してしまって、手の付けられない時だってある。色んな感情が渦巻きすぎて、結局自分は何を感じているのか分からなくなる時だってしょっちゅうある。
皆どうやって生きているんだろう。本当はみんな辛いことを抱えながらも、外を歩くときは平気な顔でいるよう努めているんだろうか。僕以外のみんな全員が強く見える。僕は弱い人間なのだろうか。そしてまた呟く、「どう生きればいいか、誰か教えてくれたら楽なのに」