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夏休みは終わるがキャラバンは進む

まとまった時間ができた。
少し持て余すぐらいの。
今までは働き過ぎてたのかなと、ふと思う。
足を骨折しても、松葉杖で現場に立ったりしていた。
あれは「責任感」だったのかな?
自分のことなのに上手く説明できない。

なんにせよ、社会には復帰しなくてはならない。
働く場所というより、今後の働き方について考える。
「仕事」と向き合う時どこにフォーカスを当てようか、そんなこと。
お金とかやりがいとか、拘束される時間とか。
仕事の定義は人それぞれだけど、仕事は自身のアイデンティティに大きく関わると思う。

「職業に貴賎なし」とは好きな言葉だ。
その通りだと思う。
とは言え、今の自分に選択肢は多くない。
多くはないが選べるのなら誰だって選ぶだろう。
だから迷いが生じる。
迷えることは贅沢だ。
職業を選べる時代に生まれた贅沢な悩みだと思う。


夏休みが終われば日常に戻る。
子どもの頃からそれは憂鬱なものだった。
そういえば若年層はこの時期に、自殺率が上がると聞く。

「大人になればそれなりに楽しいことが待っている」と伝えたい。
だけど子どもたちにとってその狭い世界が全てなのだから、想像するのも難しいかも知れない。

「無理して学校に行かなくていい」
この論調に私は賛成だ。
学校という場所だけが全てではない。
大人になれば選択肢は増える。
この私だって少しは選べるようになったのだから。
きっとあなたに似合う場所を世の中は待っている。
いいことばかりじゃないけど、悪いことだってそんなには続かない。

だから、ゆっくりでいい。
ゆっくりでいいから準備だけはしておいて欲しい。
心の準備をゆっくり整えたら、少しずつ外の世界に触れていって欲しい。
そこから選択肢が増えていく喜びをどうか知って欲しい。


なんて、偉そうなことを言っているけど、これは私自身に向けた言葉なのだろう。

そうだ、私の夏休みもそろそろ終わる時期が来たのだ。


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