ホントにあった漫画みたいな話
とある日の15時過ぎ。
僕はいつも通り在宅で仕事してる。
妻君「息子くん寝たよ。おやつにする?」
昼過ぎに息子(1歳1ヶ月)とコンビニに買い出しに行った妻君は、
僕の渡したお金(食材用のお金)でおやつを買っていた。
相変わらずの妻君。もちろんおやつはあれば食べるけども。
妻君が買ってきてたのは堅揚げポテトチップスのサワークリームオニオン。
妻君「いつも買ってるけど食べたことないねん。いつも僕君が食べるから」
僕「食べたらよかったやん?」
妻君「ダイエットしてたから」
僕「今はダイエットしてないん?」
妻君「してる!」
、、ツッコミは入れない。
ダイエットしてる話、息子の話、最近また妻君が韓国ドラマを見始めた話、などの雑談しながら食べ進める。
食べ終わったタイミングで
妻君「さて、韓国ドラマでも見よかな」
僕はこの妻君のセリフ↑にすこーーーーーしだけ、ミジンコの鼻くそ程度の違和感を覚える。
というのも、
いつもはもう少し雑談したり、息子の写真を見たり、する時間がある。
今回はそれがない。
そんなに早く韓国ドラマを見たいのか?
そんなに楽しみなのか?
でもこの程度の違和感は普段からあることなので、特に気にすることはなかった。
僕「買ったお菓子ってこれだけ?」
妻君「それだけやで。(ハァー) すぐそうやって疑うんやから😩」
少し笑いながら呆れたようにそう言われた。
しかしその笑顔はいつもの妻君の笑顔とは少し違った。気がした。
僕「いつもそう言いつつも隠れてなんか買ってたりするやろ。」
別にその確信があったわけではなく、
カマかけのつもりで言った。
けど、やはりすこーーーーーしだけ、ミジンコの鼻くそほど、
そうなんじゃないかという疑念があったので、一応、念のため、冷蔵庫に向かう。
僕「ほら、いつもはチョコレートとかを冷蔵庫に隠して、、」ガチャ(冷蔵庫開ける音)
妻君「あ!ちょっと、、!!!」
冷蔵庫の中にアルフォートが鎮座してた。
アルフォートが「どうもこんにちは😃」って言ってる気がした。
え、、マジであるやん。。
こんな漫画みたいなことある?
人んちの冷蔵庫で無駄にふんぞり返ってるアルフォートに若干腹を立てつつも、駆け寄ってきた妻君を見ると
妻君「ち、違うねん!ちょっと聞いて!ホンマに違うねん!!ポテチはな!一緒に食べようと思って買ってん!!けどな!韓国ドラマ見ながらなんか食べたいなって思ったからな!長いからさ!ちょっとつまもうと思ってさ!だからそれ用にアルフォート買ってん!!」
めっちゃ喋るやん。
もっかい冷蔵庫見ると
アルフォート「食べる?😃」
当たり前や!食べたるで!
アルフォート公を手に取ると
妻君「ち、ちょっと待って!それはな!韓国ドラマ観ながら食べたかってん!!別に隠すつもりはなかってん!😂」
服の袖を引っ張りながら、涙目になりながら、少し笑いながら、色々言ってたけど、具体的に何言ってたかは正直あんまり聞いてなかった。
喋るスピード早かったし。
有無を言わさず(色々言ってたけど)アルフォート1個食べた。
妻君「うぅーーーー🥺」
しばらくして
妻君「フン!最低!せっかく楽しみにしてたのに!」
と言われても何も感じない。
嘘つきは罰せよ。慈悲はない。
てか食べたの1個だけやし。
なーにが「買ったのそれだけ」やねん。
なーにが「すぐそうやって疑うんやから」やねん。
そういうとこやぞ。
僕からアルフォートを奪って逃走したのち、PCの前に着席する妻君。
アルフォート「さようなら😃」
お前はちょっと黙れ。
大学生時代、研究が忙し過ぎて頭おかしくなってた頃、
研究室に住みついてた蜘蛛、カメムシ、幽霊と心で会話してた時の記憶が蘇ってくるやんけ。
※厳密には会話してたのは蜘蛛とカメムシだけ
アルフォートとはもう会話したくない。
そのままリビングを後に。
後日談、というか今回のオチ
結局、息子は1時間足らずで起きて、妻君が再度寝かしつけを試みるも、あっけなく起きてしまったと。
1話1時間の韓国ドラマを中途半端なタイミングで中断された妻君は少し不機嫌に見えた。
それとは対照的に、息子はスッキリした笑顔でクレヨンしんちゃんの妹、ひまわりみたいな鳴き声で遊んでくれって言ってくる。
アルフォートはというと、、
全部食べ尽くされてた。
登場人物(一応書いとく)
【僕】
どこにでもいる健全な男子。
ちょっぴり朝が弱くて忘れっぽいところが最高にお茶目でキュート。
【妻君】
自己中の中に優しさあり。
幸せの閾値が低く、笑顔が素敵な女性。
我が家は妻君の笑顔の上に成り立っている。
期間限定ダイエッター。※現在は期間外の模様
【息子】
この世に来てから1年1ヶ月。
起きてる間は基本常に動いてる。
二足歩行ができるようになって行動範囲が広がるかと思いきや、ハイハイの時から家中を徘徊してたため、そこまで広がってない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?