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#16 アトレティコvsカディス

みなさんこんばんは、バーラです😀

ラリーガ第8節アトレティコ対カディスの試合が、日本時間で昨日の深夜に行われました。
アンラッキーが重なり前半のうちに2失点を喫したアトレティコでしたが、その後はうまく立て直し、結果はなんと3-2
好調のホームで、アトレティコが圧巻の大逆転勝利を収めました!!!

この試合、おもしろい戦術の駆け引きがあったのでご紹介します。

こちらがアトレティコのスタメンです。いつもの3-5-2の布陣でした。それに対しカディスは3-4-1-2のようなフォーメーションでゲームに入ってきました。1のトップ下がアンカーのコケにつく形です。
これにより、アトレティコの最終ラインはカディスのFWに対して3対2の数的優位となります。

数的優位を活かすべく、アトレティコは左右のCBがかなり幅をとります。相手2トップの寄せが中途半端になったのを見逃さず、フリーのアスピリクエタが猛烈に持ち上がり決定機を演出しました。

チャンスは多く作れていたアトレティコでしたが、不運な形で立て続けに失点し苦しい展開になりました。逆に2点を先行したカディスは、割り切った5-2-3のブロックで守りに入ります。これで最終ラインが3トップにぴったりはめられるので、アトレティコはCBが簡単に前進できなくなりました。2点リードしたこともあったでしょうが、カディスのこの修正の早さには驚きました。

しかし、ここで終わるアトレティコではありません。サウールがおりてきて最終ライン4枚でビルドアップしたり、グリーズマンやマルコスジョレンテがうまく間で受けるなどして、攻撃を続けます。

結果的に得点に結びついたのはアーリークロスでした。アスピリクエタが、相手がぎりぎり触れない絶妙な高さのクロスを送ると、裏に走ったコレアが頭で流し込み1点を返します。きれいな崩しではなかったですが、クロスの質とオフザボールの質が重なった、質で奪ったゴールでした。

後半開始早々にも、コレアの裏抜けからゴールが生まれます。敵陣深くでスルーパスをうけたコレアがマイナスのパス。ジョレンテがつぶれて、上がってきたモリーナがこぼれ球を押し込みました。

そしてアトレティ待望の瞬間が。自陣で奪ってからのロングカウンターで、最終的にはサウールのグラウンダークロスをコレアがスライディングボレーで沈めました。マドリードダービーでもそうでしたが、味方を信じて上がり、パスを受けてから完璧なクロスをあげるサウールは本当に頼りになります。いてほしい場所にいてくれる、とはまさにこの人のことです。

3-2のまま試合は終了。アトレティコがリーグ3連勝を飾りました。
振り返ると3点ともコレアの裏抜けからゴールが生まれています。
(3点目もコレアが最終ラインを押し下げてできたスペースから。)
今日に限って言えば、モラタが出場停止でよかったかもしれません。笑
前線のポストプレーを使っての攻撃はあまり上手くいっていなかったので…

先ほども言いましたがモリーナの神出鬼没ポジショニングは圧巻でした。得点シーンに関わりまくったモリーナも右WBでの序列を上げたのではないでしょうか。

今までは相手にボールを持たせてカウンターで戦うことが多かったアトレティコですが、5バックで引いて守る相手に対し、ポゼッションでもしっかり戦えることが証明されたと思います。

これで、消化が1試合少ないながらも4位に浮上。今後のアトレティコの快進撃が楽しみです。

読んでいただきありがとうございました!
それでは~



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