見出し画像

生きる力こそテーマに

昨夜TV放送された映画を、思わず題名に興味をそそられ観てしまいました。

画像1

「天地明察」「光圀伝」といった時代小説や「マルドゥック・スクランブル」などのSF小説で人気の作家・冲方丁が初めて現代を舞台に描いたミステリー小説を、「イニシエーション・ラブ」「トリック」など数々のヒット作を送り出してきた堤幸彦監督が映画化。閉鎖された病院を舞台に、それぞれの理由で安楽死をするため集まった12人の少年少女が、そこにいるはずがない13人目の少年の死体を見つけたことから始まる犯人捜しと、その過程で少年少女たちの死にたい理由が徐々に明らかになっていくことで、変化していく人間関係や心理を描いた。出演には杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜ら人気若手俳優がそろう。脚本は岸田國士戯曲賞受賞経歴を持つ劇作家の倉持裕。(映画comから抜粋)

まず驚いたのは、冲方丁氏の原作だったことです。私にとって著者は時代物のイメージがあったのです。作品を調べてみると執筆のきっかけは、やはり「自殺サイト」を知ったことのようですね。

映画では死にたいという若者たちの不思議な空間を醸し出そうとしている点は、監督堤幸彦氏の思惑どおりのようでしたが、若い俳優さんたちに求める安楽死と生きる力のバランスがあまりに安易すぎ、シニアの私には到底理解できないものでした。

ほぼ1年前に公開された映画がTV放映された意味はよくわかりません。評価も低いのにと思わずにいられませんでした。

2019年 日本 上映時間 118分
配給:ワーナー・ブラザース映画

今日も読んでいただき、ありがとうございました。土曜日も半日過ぎようとしています。週末を有意義にお過ごしください。


いつも読んでいただき、ありがとうございます。これからも励みますね。