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読書備忘録

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2023年10月の記事一覧

東野圭吾著「あなたが誰かを殺した」

こんにちは。 早速ですが、今日は読み終えた東野圭吾作品について紹介します。 この本を選んだ理由 言わずと知れたミステリー作家として、日本だけでなくアジア圏でも人気の高い東野圭吾さんですが、数あるシリーズの中で、加賀恭一郎シリーズも私は好きなシリーズです。 読んだ本の紹介 2023年9月21日より発売した312ページの単行本です。 あらすじ 感想 他の方も書いておられましたが、その登場人物を家族ごとにメモ、さらに事件後のまとめられた疑問点を自分なりに要約して、読

人生で大切なことって、帰りたいとこに帰れることや

おはようございます。主治医のアドバイスで、自分のペースを大切にしてきたら(いつもは夫のペースなので)早起きもできるようになってきました。 今日は益田ミリさんの作品です。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 発売日 ‏ : ‎ 2023年6月29日 単行本 ‏ : ‎ 272ページ 期待もせんと絶望もせんと、それでも人は生きていける――。予期せぬ展開に心揺さぶられる、著者史上最長編の感動作!(帯紹介) この本を選んだ理由 最近の漫画作品の中では、ダントツに

ジェーン・スー著「闘いの庭咲く女〜彼女がそこにいる理由」

おはようございます。日曜日の朝、ゆっくりできていますか? 私もいつも通りに起きて、朝読書、朝家事をし終え、のんびりしています。 今日はジェーン・スーさんのエッセイの感想です。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 発売日 ‏ : ‎ 2023年3月24日 単行本 ‏ : ‎ 272ページ この本を選んだ理由 著書「おつかれ、今日の私」、先日観た著者原作のドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」ですっかりファンになった生粋の日本人ジェーン・スーさんの新刊を読みた

青山美智子著「リカバリー・カバヒコ」

こんにちは。金曜日の午後、いかがお過ごしですか? 私は朝一番かかりつけの心療内科で受診し、帰宅後朝家事をしました。その後昼食の準備をし、食べ終えたらもうこんな時間になっていました。 今日は昨日読み終えた青山美智子さんの新刊の感想です。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 光文社  発売日 ‏ : ‎ 2023/9/21  単行本 ‏ : ‎ 240ページ 内容 第1話奏斗の頭 第2話紗羽の口 第3話ちはるの耳 第4話勇哉の足 第5話和彦の目 この本を選んだ理由

商い一筋、切なくとも幸せに至る物語

こんにちは。ここ数日の気温の低下にとうとう体調を崩してしまいました。 皆様もお気をつけください。 今日は先日の読書会で読み終えた作品を紹介します。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 角川春樹事務所 発売日 ‏ : ‎ 2023/8/25 文庫 ‏ : ‎ 320ページ この本を選んだ理由 本編が終了して、寂しいなと思っていたところにサイドストーリーの短編集。待ってましたとばかり図書館に入るとすぐ借りました。 あらすじ 感想 本編も登場人物が丁寧に描かれている

死生観と向き合う

こんにちは。随分と気温が下がりました。皆さんのお住まいの地域はどうでしょうか?私にとって、辛い季節の到来です。 さてこの2週間、思いがけず死生観と向き合う作品と出会いました。 この作品がこちらです。 特に坂本龍一さんの自伝は読んでいて苦しくなることもあり、途中今村翔吾さんの歴史小説ガイドを読んだりもしましたが。 坂本龍一さんが亡くなった時はとてもショックでした。同じ時代を生きて、好きだった作曲家・音楽家でもあったからです。今回自叙伝を読んで、彼の生き様を改めて知り、ま